上村松園《母子》 1934(昭和9)年
だいぶ、間が空いてしまいましたが
実は、先日の名古屋行きの真の目的は
『上村松園展』
2013.4.20-6.2
名古屋市美術館
・・・でした。
ただただ、凄い。
女性を称える言葉のどれをとっても松園の絵を
あらわしているような気がするほど。。。
松園は、戦後女性初の文化勲章授章者。
日本画は何にも知らなかった私ですら
2・3の作品を知っていたくらいビッグネームです。
名古屋市美術館開館25周年記念と銘打たれた
今回の展覧会は、質量ともにすばらしいものでした。
今までTVや図録で見知っていた作品の実物を
松園の作品群のなかで見られるというのは
大変な迫力がありましたが、個人的には
『人形遣之図』(制作年不詳) とか色っぽくて
女性も美しいけど、キモノの表現、仕草・・・
画面の色や構成。。。
どれをとってもため息もの。
息をつめるように、絵に向かい合っていた
松園の気迫を感じるような展覧会でした。