店頭にて
最近、京ちりめんの小物を豊富に店頭に置くようになって、
「外国の方へ、プレゼントに。」と、お買い求めになる
お客様が増えました。
写真の方(足元に座り込んでいるアリッサちゃんのおばあさま)
もおみやげに、丹念に小物の形や色柄を選んで買ってくださいました。
案内に同行のアリッサちゃんのお父さまもおばあさまも、
私の好きな「東寺の弘法市」にも足を運ばれているくらい、
とても日本的な物に興味をお持ち。
それならば!と、仮縫い状態の着物を着てみていただきました。
ご自身に似合う色をよくご存知で、しかも沢山の訪問着の中から
古典的な柄行の着物をさっと選ばれたので驚きました。
着付けの間にも、和装の時の下着のことなどちょっとした
ことにも興味深げに耳を傾けてくださいました。
喜んでいただけて、私自身もすごく楽しいひと時でした。
これはアリッサちゃんのお父さまが、デジカメで撮影。
メールに添付して送信してくださいました。
ブログにUPすることもこころよくOK、自分ばかり
隠れてもいられないので恥ずかしながら・・・のツーショットです。
そんなお年とは思えない若々しいおばあちゃま古典柄の日本の美がとてもお似合いですね。
さすがとても整ったお着付け。
こういう出会いがあると、ますますやりがいがでるでしょうね。
でも、お客様のお顔をUPする以上・・・。
と、思いました。
着付けは、仮縫い状態できものは衿がついていないですし、跡が残るので帯も折れず、仕立上がりのお着物より、結構大変です。
写真で見ると、もちっと練習が必要ですね。
義理の息子さんも、この方も本当に着物に関していろいろ質問してくださったり、すごく喜んでくださいました。
メールでも大変丁寧なお礼のお言葉と何枚もの写真を添付していただきました。
言葉にいえないくらい、励みになりました。
同じ日に、袴姿につける髪飾りを買っていただいた、卒業を翌日に控えたお嬢さんには、やはり本人が選んだ300万の本加賀友禅を着付けさせていただきました。
「どうせ着せていただくなら。」
とお嬢さん。
「お~~~っ。いいですね~。」
といいつつ、ドキドキしながら衣桁からはずす私。
黒地に四君子の訪問着は少し大人びた印象ですが、身にまとうとすっと人に馴染んでいきました。
こういう、いいお着物のもつ独特の上質感が鳥肌が立つくらいステキだなぁと思います。大胆なお嬢さんのお陰で私もいい経験が出来ました。
そう。いい出会いのお陰で、頑張っていられるように思います。
触れるのもこわいような・・・
四君子は格調の高い柄ですね。
どういう方が購入されるのかしら。
売れたらまた報告してくださいねー
加賀友禅の「四君子」は、残念ながら
どなたかのお着物にはなりませんでした。
日常的にそんなお着物を店舗に置いて
おくわけにも行かないので、ここ数日で
今度は浴衣の登場です。
このところの天気では、まだ寒々しです ね。(・・。)ゞ テヘ