やーっと完成。
クリスマスから正月の間、掃除・おせち作り、
NOIRの危機を乗り越えて、コレを作っていました。
こちらは「着物屋くるり」さんが
去年発売したケープコート。
「七緒」で見て、いいなーと
思っていたところ、お店のKさんが購入。
シーズンオフに一晩お借りして
型をとらせていただいたのが夏の初め。
(表地一枚なのに凝ったパターンでした。)
中小アパレルにいた頃は、悲しいかな
『型抜き』といわれるこの作業をして
他社の人気商品からコピー商品を
展示会ごとに何割かは作っていましたが・・・。
三十年ぶりに、自分の為にするとは
昔は、服にピンを打って
無理に平面にしてトレースしたり、
仮縫いとオリジナルのボディーを
2体並べて確認しながら、修正したり・・・
今回は先輩の大事なコートに
むごいことは出来ず、
オリジナルのケープはすぐにお返しし・・・
使えるボディーも1体だけ。
ま、その割りに、久しぶりながら
パターンも生地・芯地選びも縫製も
まし・・・ですよね?
(コピーなので、威張れませんが。)
商売にはしないので許してください。。。
『着物屋くるり』さん。
そして、技術を持っているって強いなあ~、良いなあと単純に思っています。
きもの用の冬用のコートってなかなか用意できないというか、持っている方も少ないと思います。自分も持っていませんが、着易くて着物姿をステキに見せてくれて、暖かいなんて良いでしょうか。
Hermitさんの仕事の丁寧さはここに生きてくるような・・・
着て着こなして、改良、デザインも考えて、独自の・・・・「イケますよ!楽しみ!」と勝手に想像が膨らんで止まらない私。
上から七行目は
暖かい、なんて良いこと、良いものなのでしょうか。
デス。うっかり屋さんでごめんなさい。
ありがとう♪
このコートは洋服に近い仕立てで
京都の野村テーラーまで新しい生地を買いに行って・・・
楽しい仕事でした。
みて、すっきりしていていいデザインだとは
思ったのですが、製図してみると生地の用尺を
おさえながら、きものの独特なエリに沿う形になっていて
帯のためのゆとりもちゃんと配慮され、
いろいろな意味ですごくいいデザイン
だということがわかりました。
かつ、シンプルな見かけとは違い
思いがけない自由な発想で
つくられているんですよぉ。
どんな方がつくったのかなぁ。。。