Polepole Life new

びわ湖の湖南に在住。
亡きA.コッカーNOIRと山歩きを愛すシニアライフを綴ります。

流鏑馬神事:近江神宮

2016-06-07 08:06:00 | イヴェント



最多的中者になった射手と、大阪生まれのやんちゃ娘、めいちゃん。


06/05

近江神宮 流鏑馬 を、観て来ました。


平成2年、近江神宮御鎮座五十年式年大祭の
奉祝行事として催されて以来、毎年近江神宮では、
日本古式弓馬術協会 』により
武田流鎌倉派 の流鏑馬が行われています。




女性射手とアメリカ生まれの白馬、ジョン・ウェイン。


前もって「 やぶさめ教養講座 」に申し込んでいたので
近江神宮の流鏑馬の歴史・武田流の道統・和式場術の
修練や用具装束など、説明を受け、流鏑馬の
行事次第も知ってからの参加でいっそう興味深く、
楽しむことが出来ました。






奉行の打つ「 寄せの太鼓 」を合図に、射手・諸役集合。

行列も太鼓の音とともに進みますが・・・
驚いたことに、講座参加者もそれに参加。
前から写真を取って、急いで後列に。






奉行・射手・諸役は内拝殿に手一列横隊に跪座。
奉行は 天長地久に用いる鏑矢を奉納
天下泰平、五穀豊穣の願文を奉納、鏑矢を拝受します。

私達もついて内拝殿に進みますが、
後方で観ることが出来ませんでした。




講師も務められた協会理事 豊田重之氏は奉行として参加。
この方がもう少しお若い頃、騎乗で弓を引く姿が
長年、近江神宮流鏑馬のポスターになっていて、
まさに流鏑馬の顔です。




参道の橋の広場に行き、射手・諸役が並ぶ中で
奉行が「 五行の乗法 」乗馬して左まわり三回、右周りに二回
中央で正面に目礼して鏑矢を天と地に対して、弓につがえて
満月に引き国家の天壌無窮、五穀豊穣を祈願。

これが済むと行列は進みながら持ち場についていきます。
ここで私たちは、奉行の居る記録所近くの観覧席につきます。






騎射は、まず一尺八寸四方の檜の網代に白紙を張り
黒白赤黄青の五色で星を現わした的を使う
式の的が行われ・・・
一~三の的へと全速力でかけ抜き、
一人三回で、計九本の矢を射ます。


そして、うち七本以上的中した者のみが競射をします。






競射が終わると奉行が「止めの太鼓」をうち、
射手や諸役が集まります。

式の的を手にした最多的中者が、座っている奉行の
前に進み出て、奉行は開いた扇を通して的を見聞。

最後は「エイ・エイ・エイ」「オー!!」と
三回勝鬨をあげ、一連の流鏑馬神事が終わりました。


武田流のみなさんは、営利活動ではなく
ほぼ手弁当的なボランティア精神で
日本の伝統的文化の継承の為に活動してくださっています。


これからご覧になる方は、射手が的を外しても、
くれぐれも・・・


「切腹ー!」

・・・などと、ヤジを飛ばしたりなさりませんように。

nose7




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2 コメント

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Unknown (日本古式弓馬術協会理事長)
2016-06-10 06:39:47
近江神宮流鏑馬に御奉仕をして、28年になります。メイ号と高橋教士の写真が良いです。次はメイ号ももっと良くなると信じています。
 射手と流鏑馬に適した馬を育てるのが永遠の課題です。
 皆さんのご協力で神事が行えます。
返信する
Unknown (Hermit)
2016-06-10 07:12:38
>日本古式弓馬術協会理事長 様

ありがとうございます。
弱小ブログをお尋ねいただき恐縮です。

私達夫婦も、隣に座ったもっとご年配のご夫婦も
「めいちゃん、めいちゃん」と、親しみを感じていましたが
みなさんが安全に、安心しての騎乗を考えるとメイちゃんの
成長をお祈りいたします。

また、皆さまのおかげで立派な「流鏑馬神事」を身近に
拝見出来ましたこと、御礼申し上げます。
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