このところ、自分が選ぶ本よりも
オットさんが持ち帰る本のほうが・・・はまる。
(なんか、しゃくだけど。)
伊坂幸太郎・・・なんて新鮮!!
えー、いまごろ?!・・・でしょ?
タイトルは目にはついていたのに、
あらすじとか紹介記事とか読んで、
荒唐無稽とか、ファンタジーとか苦手なので
食わず嫌いをしていました。
ところが、退屈しのぎに読み始めると
あれ?あれ?なんか、・・・あたらしい。
「この人の本はなに?」と、読みながらオットさんに聞く。
ジャンルが解らない。純文学かとも思った。
『3652』のなかで作家は、<以下抜粋>
佐藤哲也は、毎回、『他の何にも似ていない』
オリジナルの物語を創り出し、それを独特の
ユーモアでくるんで、提供してくれる、そういう作家です。
・・・と書いているけれど「ユーモア」のところを
なにか違うものに入れ替えれば、まったくこの人自身
に関して感じたままといえる。
そして、さみしさやせつなさ、
生きて行くシンドさ、時には悪や死まで
描きながら、ドコまでもやさしさ・
穏やかさを・静かさを感じる文章・・・
内面の傷つかない・動じない強い「善」が
どの作品の中にもかがやいているように思う。
ぼちぼちと、この人の著書を読んでいきたい
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