日頃、イヴェント好きはわたしの方なのですが、
今日は、オットさんが、
ちいさな月見団子を買ってきてくれたので
お月見をすることに。
酷い雨が、沢山降った今年、
今日も夕方にポツポツありましたが
中秋の名月をのぞめました。
ちょうど・・・
10月からの滋賀県立美術館の企画展
開館30周年特別展
安田靫彦生誕130年、小倉遊亀生誕120年
遊亀と靫彦
―師からのたまもの・受け継がれた美―
14/10/11[土]-11/24[月]
・・・の出品作の中に、
安田靫彦の「月の兎」というのがあって
何故、兎が月にいるようになったかという
お話を描いている巻物があるのですが・・・
兎、猿、狐の心を試そうとした天帝が
疲れた老人の姿で彼らの前に現れ
猿と狐は、木の実や魚を獲って来て
老人に与えますが、何も獲れなかった
兎はわが身を火に投じてささげ、
それを哀しんだ天帝が兎を天上にめして
月の宮に葬ったというお話です。
いろいろあった夏の終わりに、
月を見あげながら
なんというか・・・
すこし、哀しい気持になる話しです。
いえ、兎が哀れというのではなくて
兎の献身的なやさしさを学ばずに
天帝のように
ヒトを試してはいけない、とか
兎のような
過剰すぎる滅私的善意は
おうおうにして悲劇や悲しみを生む、とか
思ってしまう私じしんがね。。。
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