Polepole Life new

びわ湖の湖南に在住。
亡きA.コッカーNOIRと山歩きを愛すシニアライフを綴ります。

月の兎

2014-09-08 20:52:00 | イヴェント






日頃、イヴェント好きはわたしの方なのですが、
今日は、オットさんが、
ちいさな月見団子を買ってきてくれたので
お月見をすることに。





酷い雨が、沢山降った今年、
今日も夕方にポツポツありましたが
中秋の名月をのぞめました。


ちょうど・・・


10月からの滋賀県立美術館の企画展

開館30周年特別展
安田靫彦生誕130年、小倉遊亀生誕120年
遊亀と靫彦 
―師からのたまもの・受け継がれた美―
14/10/11[土]-11/24[月] 


・・・の出品作の中に、
安田靫彦の「月の兎」というのがあって
何故、兎が月にいるようになったかという
お話を描いている巻物があるのですが・・・


兎、猿、狐の心を試そうとした天帝が
疲れた老人の姿で彼らの前に現れ
猿と狐は、木の実や魚を獲って来て
老人に与えますが、何も獲れなかった
兎はわが身を火に投じてささげ、
それを哀しんだ天帝が兎を天上にめして
月の宮に葬ったというお話です。


nose1

いろいろあった夏の終わりに、
月を見あげながら
なんというか・・・
すこし、哀しい気持になる話しです。

いえ、兎が哀れというのではなくて
兎の献身的なやさしさを学ばずに
天帝のように
ヒトを試してはいけない、とか
兎のような
過剰すぎる滅私的善意は
おうおうにして悲劇や悲しみを生む、とか
思ってしまう私じしんがね。。。





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