野蒜(のびる)です。
関東では「のびろ」とも、呼ばれていたように思います。
ユリ科の多年草。「蒜」はネギ属の総称で、
昔はニンニク・ニラ・ネギ・ラッキョウと一緒に
五葷※(ごくん)と、呼ばれていたそうです。
※葷は、古い時代のネギの総称。
これ、食べれるって知っていました?
私には、この野草に関して懐かしい想い出があります。
やっと姉の後を付いて回っていたような子供の頃、
同じような近所のオチビさんと一緒に小銭を
握り締めて駄菓子屋に行ったのですが、
どうした訳だったか、お金が少し足りません。
すると、奥からコワそうなおじさんが出てきて
「いいもの持って入るじゃないか。
おじさんにソレをくれたら、お金を払おう。」
と言ってくれたのです。
おじさんは、ビックリしている私たちの前で
根の近くの玉ねぎ状の部分の薄皮をむいて、
お味噌をちょこんとつけて食べて見せてくれました。
畦でレンゲやシロツメクサやつくしを摘むついでに
ネギそっくりな野蒜をおままごとにでも使おうと
思って持っていたのかもしれません。
おかげで、買いたかったものを無事買えて
皆で喜んでその日は帰りましたが・・・
後日、私たちはそのちょっとした体験談を皆に
話したので、子供たちが野蒜を一杯摘んでは
おじさんのところに持って行き、おじさんは、
閉口していたー。というオチがつきます。
おとなが、
今の時代と違う意味でコワかったり、
よそのコのことも、見守ってくれていた時代の話です。
お味噌ととても相性がよく、おじさんのように
生で食べるとその味はエシャロットにたとえられます。
(私の記憶では、もっと辛かったような。。。)
サッと茹でヌタにしたり、天ぷらにしても美味しいとか。
ヤフー!で長野のメーカーが季節限定販売していた
野蒜入りお焼きなんて・・・たべてみたいっ!
胃腸を丈夫にし、身体を温める効用は、
小さいながらにさすがネギ属。
最後に、飲食店さんのBlogから拾った「読み人知らず」をふたつ。
つくしかと 問えばのびるの籠をみせ
一鍬に のびるの白き 玉無数
昭和のこどもに、ぽちっと♪
私も駄菓子屋の記憶は多々ありますねー。
カードをやたら集めてましたー。
最近は伊右衛門の手ぬぐいを集めてます^^
昔も今も、子供買いです^^;
ノビルいっぱい採れるの?
自然豊かなあの湖畔の緑道かしら?
いいね♪ 収穫気分って楽しいものね。
一握りくらい収穫出来たらヌタや天ぷらにも出来ますね。
ノアちゃんが恐ろしいスリスリ(笑)をしないように気を付けながら
ノビル採りしてくださいね~(*^^)v
「のびる」は長ネギのミニチュア版、画像の
葱坊主は、直径1.5cm位しかないんですょ。
伊右衛門の手ぬぐいは好評みたいですね。
お店のお客さんも集めていると言っていました。
じつは・・・私実物を見たことがまだ、ないんです。
みたい。。。
おはようございますぅ♪
散歩していると、「自然豊かなあの湖畔の緑道」
とか、畦とか、民家の庭先とか、裏の空き地とか・・・
(^m^)少しずついろんなところに・・・。
なかなか土の香りがいたるトコに残っている
環境です。
子供の頃と違って、収穫してくるのはちょっと
はずかしいかなー。
でも、トライしてみようかなー。
シャンプー前のノアのに、付き合ってもらって。
わたしもゆでて酢味噌で食べたことがあります。元姑が食べ方を教えてくれました。
Hermitさんの少女時代の思い出・・
とてもいいですね♪
ゆでると、辛さがぬけて良さそう♪
トライする時は、ゆでてみようかな。
私たちの頃は、知らないおとなにも危ないことや
マナー違反をしているとよくド叱られたけど、
反面、こんなこともあったなぁ、と、いい思い出の
1つです。