そこでゆっくりと死んでいきたい気持をそそる場所
この、自分と同年代の芥川賞作家を私は
知らなかったので、最初親世代の人かと思った。
文が丹精で、懐かしい時代色?があるのだ。
ところが、PCとかでてきて、「え?」。
取り上げ方が、やや構えているところで
「もしや同世代?」
いたるところ、思わずメモを取りたくなるような
表現にあふれている。
ああ、こんな風に言葉を操れたら!・・・とおもう。
松浦寿輝(まつうら・ひさき) 作家・詩人。
1954年東京生まれ。
『花腐し』芥川賞のほかにも
評論『折口信夫論』で三島賞、詩集で高見順賞
などの受賞歴。
装画・本文挿画に使われている
フィリップ・モーリッツの銅板画を所蔵し、
宮沢賢治「やまなし」のカバーバージョン「あやとり」の
イラストを自ら描くひと。
・・・すごく興味がわいてきた。