Polepole Life new

びわ湖の湖南に在住。
亡きA.コッカーNOIRと山歩きを愛すシニアライフを綴ります。

2011綿向山 1st トライ

2011-02-25 21:47:00 | 山歩き







霧と足をとられる残雪の中、
この路に出た時は、ほっとした帰路。






2/25  小雨が時折パラつく中、念願の綿向山に向かった。



駐車場までスタッドレスの必要もなく、
登山口でも残雪も見えず、
軽アイゼンを履くこともなく
今日は、めりはりない山歩き・・・と
思いかけた時、雪道がはじまった。






おまけに・・・
カモシカの足あと発見。






H   「合ちゃうかもぉ。」

Mさん   「まさか~。」



大声で話していた直後、
写真右手山側で、大きな動物が素早く動く気配。


私は 黒い大きな横腹 を、
同行のMさんは ふさふさの毛 を確認するほど
間近に接近。







イッキに盛り上がりつつ、いよいよ急勾配。
表参道コース、杉木立の中を順調に歩くMさん。


でも、この後だんだん雪が深く柔らかくなって・・・
固めのあたりを選んでも、ずぽずぽ足が沈む。
重い革靴がうらめしい。
なかなか前に進まない。
足を抜こうともがく度、体力を消耗する。


事前に見た何人かのブログでは
踏みしめられた残雪は、スノーシュー不要
アイゼンで充分
と書かれていたのに・・・
疲れて力が入らない膝とこみあげる不安感。
標識も途中からない。
頼りの「足あと」も少なく、
ついてから、日がたっているように見える。
(実はこのあたりでコースをはずれていた。









大幅な予定所要時間とのずれ。。。
Mさんの時間の都合と私自身の体力の消耗。
結局、六合目を少し行って、
引き返すことに相談がまとまった。


いったんは時間節約の為通り過ぎた五合目小屋に戻った時
一時は痛いほど射していた日差しが入らなくなって
下から煙のように速い勢いで霧が上ってきた。






急いで遅めの昼食を摂るうちにも
窓の外がまっしろに霧に包まれた。
Mさんに脱いでいたジャケットの着用をすすめ、
私自身もセーターを着て、靴紐をしめ直す。

案の定、小屋を出ると
入った時よりずいぶん温度が下がっていた。





Mさん 「ボコボコ雪にはまった跡で、帰り道を見失わないね。」
H   「しっかり、つけといて良かったね。」

足元も見えないほどの濃霧にはならなかったことに、安心してジョーク。




それでも、途中くぼみを勘違いして路からはずれた斜面にはまり
2人とも、四つんばいでじたばたしてやっと脱け出せた時は

かなり、怖かった。




同じ道を二合目まで戻った時、標識を見落として
予定の路から迷っていたことに気がついた。
安全で冬道コースとして人気のある表参道コースからハズレ
ガイドマップにない路を通って、
それでも何とか北参道コースに出ていた。

帰路も、本来の表参道コースに戻らず
困難だった同じ道を選んでいた。




強硬に、今回の山歩きに雪の綿向山を選び、
Mさんを誘って危険な目にあわせてしまった。
懲りて、恨まれると思いきや、
安全と思しきトコまで降りて来た時、
彼女は、こう言った。



「景色が単調だったから、樹氷が期待できない

雪のない季節は(来なくて)いいわ。
 




全然、こりてない・・・。

nose5





類友というのは、こういうのを言うのだろうsymbol6
途中、軽アイゼンがはずれたのも気付かないほど
彼女も、必死で降りてきたのに。




こんな彼女と一緒に

樹氷を見て、

頂上で記念撮影をし、

幸運のブナの木を見て

尻セード
の下山とかもしたい。




冬の綿向山を満喫する為に、来年またトライしようと思う。










おまけ。 
(私が見たい綿向き山の樹氷。)

『曇り後晴れ - かおりと山のあなたの空とおく』
http://blog.goo.ne.jp/kamiyu-6581/e/de24b93b6f492fc9cddeb30c60fa420b
かおりさんから、
お許しを得てお借りした写真 










コメント (14)
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