Polepole Life new

びわ湖の湖南に在住。
亡きA.コッカーNOIRと山歩きを愛すシニアライフを綴ります。

フィールドワーク

2011-10-26 11:50:00 | 美術・絵画







小倉遊亀 『故郷の人たち』

作者の父の郷里、大津市南郊外の田上地区の
農家の女たちをえがいている。
この土地独特のものという撒きスカート状の
前掛け
をつけ、和む女性四人・・・
(滋賀県立近代美術館名品選:小倉遊亀から抜粋)



この絵の『三幅前垂れ』『田上手ぬぐい』
実際に見るために『田上郷土資料館』
解説ボランティア火曜日班7名で出かけた。


先輩三人は既に個人で来たことがあるというから
解りづらい場所にあるし、ばらばら訪れては
先方も迷惑だろうと新人がまとめて連れて行って
いただいたといった方がいいだろうか。





真光寺というお寺の太鼓堂
『田上郷土資料館別館』であり、
予約をして資料館の管理をしてらっしゃる
ご住職のおはなし・ご説明をお聞きした。







田上の民具に囲まれ、お話を聞いていると
遊亀が帰省した際、スケッチに出かけるようすや、
実家のトイレの修理の職人にサラサラと絵を描いて
イメージを伝えるようすが、目に見えてくる気がした。







前垂れは上の真ん中のような版木の見本帳で注文して
染めの済んだ糸を買って、わざわざそのための
新品を織っていたという。
(私は古いキモノを解いて作ったと思っていた。)


丁寧なスクラップブックには
制作者と寄贈者の名前があり
「(母の名)が、(娘の名)の嫁入り支度に織ったもの」
と、書き込み。
きもの同様に嫁入りじたくのひとつでもあり、
野良着でもあり、ちょっとした外出着でもあった。


三幅前垂れの汚れや傷みを防ぐため
さらに一幅半の丈の短い前垂れがあったというのも、
頷ける。






これが実物の『三幅前垂れ』。


反物巾×3の巾と、腰からひざ下までの丈
長身のN氏が広げてくれてもこのとおり。
おおきい。






こちらは『田上てぬぐい』
三分の一が連続柄で、それにときには色を添えた
飛び柄が入るのが特徴。


ところが、遊亀さんの絵にはそれがない。
デザインだけでなく頭に掛けたまま結んで
いないかぶり方もなかったという。


かぶり方は、ひとぞれぞれ工夫して
キチンとアイロンをかけ、角をたてた大原女のように
かぶる人もいれば、結び方もいろいろあって
後ろから見れば、誰が誰だかわかったらしい。


また、女性が集まりで片手懐で
キセルを咥える等という男勝りにも取れる粋な姿も、
この地域では見られなかったという。


絵の見栄え・構成を考えた 
遊亀さんの創作であろうとご住職。


お話を聞きしている間中、
ご住職の土地や人々に対する温かい愛情や
小倉遊亀という画家への親近感、加えて
失われつつある文化を大切に思う心を
ひしひし感じた。


そのおかげで、打ち捨てられそうだった
絣くくりに用いられる板締めに使う絣板
実物を見せていただけて、『染め』に関しても
大変勉強になりました。


ありがとうございました。


それに、先輩・・・
「ここまで来ていろいろ知ったからってね、すぐに
解説に生かせる、解説が変わる、ってわけじゃないんだけどねー。
でも、なんか感じ方が変わるでしょ。どこかかが、変わるのよ。」


そう。よー解らないながら、わたしもそう思います。
でも、個人では思いついても
実行に至らず頓挫していただろうと思います。



感覚の鋭さ・アンテナの高さとフットワークのよさ、
見習いきれないけど・・・


もう少しがんばらないとなぁ。。。わたし。感謝。。。







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岡山 『ドイツの森』

2011-10-21 07:57:00 | 風景・場所


'11/10/21

働いているお店のある『932エルティ』の
記念イペントで当選して、
岡山 『ドイツの森』
行って来ました。


滋賀県にも『ブルーメの丘』という
同様のテーマの施設があるので
正直あんまり期待していなかったのですが・・・


動物達とのふれあい広場がたのしいの、なんの。
大人も楽しめる、どうぶつ広場heart






美人のさゆりちゃんに視線いただいたり、
エマーちゃんその他にぱっくり指をくわえられたり、
遠くのコと2ショットを撮ろうとしたら
いつの間にか、すぐ後に来てくれていたり、
なんか、親しみを持てるコがいたり、
のあちゃん似のコがいたり、
(さぁ、どの写真がどのコでしょう)


久しぶりにご近所友だちのOさんと一日中わいわい。
童心に還りました。(え?いつもでしょうって?)







 

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春色きもの♪

2011-10-19 23:00:00 | きもの・しごと



 



10/19 和裁の日


少し前から、袷を縫い始めました。
といってもいきなり絹が怖ろしいので
ポリエステルの表裏。


優しいサーモンピンクに、良く見るとカラフルな細い縞。
最近にない、色合いの袷は実は夏用の反物。
来春に着ることを目標にしています。


ジャブジャブの洗濯が出来るように糸も合繊。
縫いはミシン。 
先生のお宅の手許ON・OFFのミシンの前で
私、かたまってしまいまして・・・本日から
数ヶ月一のお教室は我が家です。


家が徐々にきれいになると思います。

nose5







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M氏の社長就任祝い

2011-10-18 20:20:00 | イヴェント
日付を遡ってBlogを更新中です。
その間、疲れたドラちゃんの最新日付記事を『下書き』処理中。
タイムラグを修正後、いたいたコメントごと復活します。








午後一番から美術館に出向き・・・


翌日は、
初めて我が家に先生をお招きしての
和裁のレッスンなので帰宅後は
雑ながらも整理整頓・お掃除も済ませ・・・


洗濯物のアイロンもすっかり済ませた夕方・・・



「さて、VIDEOでもsymbol7
・・・とソファに腰掛けたところで1本の電話。



「今どこ~?」



え? ・・・

え"ー!!!




忘れていました。


店長の「社長就任祝い」の夕食会。




前日の夜はベッドでも
明日は、草津に行かなくちゃだから
美術館から早く帰らないと。。。
・・・と睡眠に尽いたのに・・・




  

電話をいただいた時、既に約束の時間を大幅にすぎていた上に、
家から30分はかかるので一旦はお詫びを言ってキャンセルをお願いしたのですが、
とうぜん、家にいても生きた心地もしない。・・・明日が怖い。

ウジウジしてもしょうがないので、とにかく行って食事が終わったあと
お開きの後にお詫びとお祝いを直に言って帰ろうと思いでかけました。



で、到着してレストランの入り口で、
「お食事、どのくらいまで進んでいます?」
と聞いたところ
「オードブルをお待ちです。」
「??? じゃ、ひとり増やせます?」
「ええ。お一人キャンセルがありましたし。」
「それ、私です。ややこしくてすみません。」

と、成り行きで勝手にオーダーしなおした上で
コソコソと登場。


ずーずーしくも、温かく許していただいて
大きな顔して合流。
さすがにブロガー魂より、反省の気持ちが大きく
オードブルからのフルコースは、最後のデザートぐらしか
カメラには撮りませんでしたが、全てしっかりお腹に入りました。
なんでも、お店を出際にお得意様がいらっしゃって
始まりがもともとかなり遅れていたそう。



皆さん、よく許してくださって・・・というか、
朝風呂事件でくびにならなかったのが既に不思議というか、


わたし、自分でもときどき不安になって去年の
健康診断で脳を検診していただいたのですが
やっぱり・・・高次脳障害?
うちのスタッフには返事が怖くて
どう思います?って、聞けないけれど。。。。


誤解しないでくださいね。ふだんは時間厳守のほうです。。。よね?


コメント (2)
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冬の貯水池

2011-10-12 11:17:00 | 美術・絵画





10月12日
絵画教室に行きました。






            


前回・前々回から教室⇔自宅を往復して描いている絵。
上は、家で描き進めて絵が堅く平面的になってきて
筆を止めたところ。


先生に筆を入れてもらったり、
どう描き進めるか相談してから
先をすすめるつもり。


昔は、絵に手を入れられるのが駄目でした。
ヘタなのが解っていても、
手を入れられても、人の絵になるだけだしと思っていた。


今は、長年描いてもよくならない自分の絵が
なんとか少しでもよくなるための
現状打破のきっかけを掴みたいので
どんどん、手を入れていただきたい。
ご指導して、いただきたい。






デッサンでも、まつげやまぶたに強い線など、
決して自分では入れなかったし、
顔の表情が変わると、心がズキッと
しないわけではないのですが、
確実に全体的には、
京都造形の通信のスクーリングのころより
力強い絵になってきているので、
この先生に、しっかりついていくぞーの
気持ちが回を追って深まります。


それにしても、前回より我ながら後退したみたい。
前回のご指導が活かされていない。。。。。



技術より  気持ちばかりが  先を行き。


(Hermit 反省の一句。)








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