JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

1965年のコルトレーン 5

2025-02-05 13:09:20 | 聞いてますCDおすすめ
”untitled 90314"と"THE LAST BLUES"という曲は1965年6月10日に録音され、1998年にリリースされる「LIVING SPACE 」に収録される。
6月16日は4曲が録音され、このアルバムには3曲収録され1曲”VIGIL”は「クルセ・ママ」に収録さあれる。
次に録音されるのが6月28日の「asension」だから、コルトレーンがそちらの意向を十分に持ったオリジナル・カルテットでの演奏となる。
1強目"Living Space"は初演になるのだろうか、コルトレーンのこれまで持っているプレー・ラインと新しくスタイルにいれる咆哮パターンを組み合わせている演奏で、そこに他のカルテットがどう絡んでいきかの演奏だと思おう。感じとしてはコルトレーンが飛び出しているとはおもうけど、これがこの時の、このグループなのだろう。
2曲目”Untitled Original 90314"に録音日がもどるけれど、ここではっきりと差がでている。トレーンのソロの取り方の変化がこのアルバムに出てきている。
このグループが最後に向かっていたのは確か鴨しれないけれど、トレーンの曲によってそれまでのカルテットの緊張感を持続していて、どれをとっても破綻という言葉は生まれない。どちらかというと吹っ切れてしまった、という演奏、困っているけれどとことん調和をしようというグループが見える。
最期の曲”Last Blues”は6月10日の録音になるが、この二つの録音日の違いが、まさにこの期のカルテットだったのだろうと思う。



LIVING SPACE

John Coltrane – tenor saxophone, soprano saxophone
McCoy Tyner – piano
Jimmy Garrison – double bass
Elvin Jones – drums

1. "Living Space" June 16, 1965 10:21
2. "Untitled Original 90314" June 10, 1965 14:48
3. "Dusk Dawn" June 16, 1965 10:52
4. "Untitled Original 90320" June 16, 1965 10:47
5. "Last Blues" June 10, 1965 4:25
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2025-02-03 09:51:20 | その他
昨日は結構早くから出かけた。行きtった音はこちら。我が孫も今年はついに卒園で最後の発表会。



今年は下の子もでていて、まあただ座っているだけっだったけど。



上の子出し物は「さるかに合戦」でした。舞台装置の絵をかいて、セリフを覚えて、演技もきちんとできていて、さすがづっと仲間だった園児たち素晴らしかった

早くに終わったけれどお昼までは時間をまってみんなで食事、行ったお店はなかなか良かった。



12時にみんな揃ってアラカルトでいただいました。





ビールを頼んだら突き出しはこちらでした。



富山県の知ら海老とパルメジャーノチーズのサラダ



北海道真鱈の白子と九条ネギのオムレツ パルメジャーノチーズ

白子とチーズが卵に絡んで何とも素晴らしい一品でした。



生ガキ3品盛り合わせ



新玉葱のポタージュ



ブルオシュを頼んだらこれがラムバーターを乗せた軽やかなパンでこれも絶品

パスたは2品

カキののコンフュと九条ネギのクリームソース・パスタとワタリガニのパスタでした。

 

とても素材にこだわっていrお店で満足しました。










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1965年のコルトレーン 4

2025-02-01 20:14:20 | 聞いてますCDおすすめ
1965年5月26日に録音された”Dear Lord"という演奏は1970年にリリースされたアルバム「TRANSITION」の2曲目として入っている。しっとりとしたバラッドで、素晴らしい演奏なのでここにも入ったのだろう。それ以外の曲は1965年6月10日の録音になっている。2曲目では、ロイ・ヘインズがドラムスを叩いているが、ほかの2曲(3曲目は5曲からなる組曲)エルヴィン・ジョーンズが復帰している。
1曲目の”Transition"は咆哮度合いの増しているトレーンにエルヴィンなどが必死に合わせに行っているし、マッコイはある程度自分のペースをたもつという、ある意味緊張を含んだ演奏となっている。
3曲目の組曲は 21分20秒からなり、前年の「至上の愛」の続編として録音されたとおもわれる。それを考えると、このアルバムはかなり聴きごたえのあるアルバムといえる。

この日これ以外に3曲の録音がされるが”Welcome”という曲は、1967年2月にリリースされたアルバム「Kulu Se Mama」に収録され、あと2曲”untitled 90314"と"THE LAST BLUES"は1998年にリリースされる「LIVING SPACE 」に収録される。



TRANSITION

John Coltrane – tenor saxophone
McCoy Tyner – piano
Jimmy Garrison – double bass
Elvin Jones – drums

"Transition" – 15:31
"Dear Lord" – 5:32
"Suite" (Prayer and Meditation: Day, Peace and After, Prayer and Meditation: Evening, Affirmation, Prayer and Meditation: 4 A.M.) – 21:20
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副大統領暗殺 リー・チャイルド 著 青木創 訳

2025-01-30 16:59:42 | 
 

ジャック・リチャーをシリーズにした本は2024年までに28作出ているそうだけど、そのうち翻訳されたのが14タイトル、ほとんど読んでいてこの作品は2002年発表のものらしい。作品の発表と翻訳出版の時期がばらけているので、ちょっと戸惑う。今回読んだものとか、一つ前の「消えた戦友」など、リチャーいきがいいと思ったら、執筆的には初期に近いものだった。
話はリーチャーの亡兄ジョーの基恋人のシークレット・サービスから次期副大統領の警護の依頼を受けるはなしで、元部下のニーグリーが助っ人にはいるのが良い。
読み始めて2頁目からちょっと

「いつやればいい?」と尋ねた。
「できるだけ早く」彼女は言った。
リーチャーはうなずいた・ボックス席から立ちあがる。
「十日後に連絡する」という。
「返事を伝えるために?」
リーチャーは首を横に振った。「結果を伝えるためだ」

と2ページ目から事件は始まって、わかりやすい文章でどんどん展開していくのは気持ちが良い。後半シークレット・サービスや警察の組織の健闘場面があって、そこだけちょっとかったるかったけど、リーチャーは強い。
残りが10冊以上あるってどうするんだろう。
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1965年のコルトレーン 3

2025-01-28 20:50:01 | 聞いてますCDいいと思う
次のアルバムは1965年5月26日に録音されたアルバム「DEAR OLD STOCKHOLM」。このアルバムは1993年にリリースされたコンピレーションで最初の2曲は1963年4月29日の録音、そして残り3曲が1965年5月26日の録音のなっている。
コンピなので"AFTER THE RAIN"などは古い演奏をきいているけれど、価値があるのはドラムス。ドラッグのリハビリで不在のエルヴィンにかわって全曲ロイ・ヘインズが叩いていること。これがジャズ的には実に収まりが良い。コルトレーンの方向が違ってきているエルヴィンとはちがって、実にうまくサウンドに加わっている。
このアルバムの最期の演奏”Dear Lord”は1970年にリリースされたアルバム「TRANSITION」にも収録されている。もはや崩壊寸前の黄金カルテットで普通の人でも受けるような演奏を会社は集めている、というか崩壊後に集めたということだろうか。



DEAR OLD STOCKHOLM

John Coltrane – tenor saxophone
McCoy Tyner – piano
Jimmy Garrison – double bass
Roy Haynes – drums

1. "Dear Old Stockholm" (Traditional) April 29, 1963 10:33
2. "After The Rain" April 29, 1963 4:07
3. "One Down, One Up" May 26, 1965 15:12
4. "After The Crescent" May 26, 1965 13:24
5. "Dear Lord" May 26, 1965 5:29

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ネマニャ・ラドゥロヴィチ presents ドゥーブル・サンス 2025/1/25 モーツアルト・ホール 

2025-01-26 13:37:02 | サポート中、ライブ
ベートーヴェン(ラドゥロヴィチ編):

わが家からだいぶとおいけれど、ホールとしては良いところで今年初のコンサート、前から3列目と良い席が取れた。
見に行ったのはこの人、前回もこのホールでその時はこの人足の骨をおっていた。





2時開演で4時過ぎおわりだから、ちょっと遠くても気にならない。

 



Ludwig van Beethoven (arr. Radulovic):

1 ヴァイオリン・ソナタ第9番 イ長調 Op.47「クロイツェル」(ヴァイオリン・ソロ & 弦楽合奏版) ベートーベン
     休憩
2 シャコンヌ(無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番 ニ短調 BWV1004より) ※ヴァイオリン独奏 バッハ

3 ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 BWV1052R (原曲:チェンバロ協奏曲)

アンコール
 アレクサンダル・シシッチへのオマージュ メドレー
 マケドニアの娘 フリストフスキー
 チヤールダシュ  モンティ
 パショーネ・コロ

演奏はもちろん素晴らしいに尽きた。 ドゥ―ル・サンスの14人のメンバー全員のこんな凄いピアニシモを聴いたことがない。震えました。
素晴らしい凛とした演奏の後、なんと楽しいアンコール。
サンスの女性団員が歌を歌いだしたり、2本のヴァイオリンの美しいデュオのでだしがあったり、お約束のチヤールダシュと大満足、最期ホール全体が総立ちの拍手で終わった。何度も挨拶するネマニャも本当にひとがらが良さそうだった。

駅に帰る途中で一杯やっていくことになって、ここ。

  

街中華の典型で焼き餃子がこんなにあった。



お値段もとってもお安くて

 

 



これ以外にもかなりいただいて生ビールに紹興酒も3本、一人4,000円ちょっとだった。

ネマニャ、またおいで。

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1965年のコルトレーン 2

2025-01-24 17:03:47 | 聞いてますCDおすすめ


1965年2月17日と18日録音の「Nature boy」を聴いたけれど、実は一番好きなのは1965年3月28日のそれだ。この演奏で大好きになった。
詩人のリロイ・ジョーンズが黒人アーティストの地位向上のために立ち上げた、”ブラック・アーツ・レパートリー・シアター”のベネフィット・コンサートが行われ、そこにアルバート・アイラー、アーチ―・シェップ、グレイシャン・モンカー、チャールス・トリヴァーなどが参加したのだけれど、ここにトレーンのカルテットも参加し1曲を演奏した。
それが「Nature boy」で演奏時間は7分58秒、テーマから落ち着いたこの会場では貫禄の演奏になっている。1曲だけの演奏に存在感を込めたという感じ。この1曲を聴きたいという記事にしてこの演奏を書いたことがある。ぜひ探して聞いてください。テーマからアドリヴの展開が見事。
そしてこの2日まえに2曲、年末に聴いたアルバムが録音されている。


Song Of Prais New York 1965

このアルバムにはあと2曲、1965年5月7日の演奏がカップリングされている。



コメント (2)
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1965年のコルトレーン 1

2025-01-23 15:53:07 | 聞いてますCDおすすめ
アップする順番を間違えてしまいました。昨日の前にこれがありました。数日したら貼りなおしたいと思います。



手元にある1965年のアルバム(たぶん6枚手元にない)を録音順に並べたら最初に来たのがこのアルバム。
デイヴ・リーヴマンガ「中期コルトレーンの最期を飾った傑作」といったもので、要はマイ・フェバリットを吹き始めたころのコルトレーンの最期となるアルバムだそう。
エルヴィンのどらむすのタイナーの和音易トレーンのソプラノが吹きまくる塩梅。2国目の”"Brazilia”はあまり多くは演奏されていない曲。3曲目は録音としては前の2月の演奏。”ネーチャー・ボーイ”はこのころ結構演奏していて好きな曲。演奏時間は8分4秒。実はこれが録音された1日前17日にも”ネーチャー・ボーイ”は演奏されている。演奏時間は6分55秒で、それは持っていないアルバム「Feelin’Good」に収録されている。同じ演奏が「Ballads of John Coltrane」にも収録されている。そちらの方が素朴で聞きやすいと感じる。



最後が”"Song of Praise"リーヴマンのいうように、ここからトレーンは変わっていくのだろうな。

「THE JOHN COLTRANE QUARTET PLAYS」

John Coltrane – tenor saxophone and soprano saxophone
McCoy Tyner – piano
Jimmy Garrison – double bass
Art Davis – double bass (3,with Garrison)
Elvin Jones – drums

1. "Chim Chim Cheree" (Sherman Brothers) May 17, 1965 6:58
2. "Brazilia" May 17, 1965 12:56
3. "Nature Boy" (eden ahbez) February 18, 1965 8:03
4. "Song of Praise" May 17, 1965 9:56
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1965年のコルトレーン -1

2025-01-21 20:56:15 | 聞いてますCDおすすめ
1965年のコルトレーンを並べて聞いていくにあたって、その前の年のコルトレーンをさらっておくことにする。
1962年にスタートした黄金のカルテットと呼ばれるコルトトレーン、マッコイ・タイナー、ジミー・ギャリソン、エルヴィン・ジョーンズのカルテットが頂点を極めたと言われる「至上の愛」を出したのがこの年。964年12月9日録音。
その前にはコツらも人気の高い「クレッセント」を出している。1965年4月27日、6月1日録音。
そして発掘盤として2019年に「BLUE WORLD」が加わる。1964年6月24日録音。




どのアルバムも傑作の域に達している素晴らしアルバム、このカルテットのまさに頂点となった年と演奏になる。
ここまでという人もいるかもしれないけれど、それだから逆に1965年を並べて順に聞いていくことが、意味を持ってくるのではと思う。
それでは始まり。




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1965年のコルトレーン 

2025-01-19 14:02:44 | 聞いてますCDいいと思う
年の最期にジョン・コルトレーンを聴くことが多くなって、去年は持っていないアルバムを買って聞いた。実はもう一枚買ったのだけれど、どちらも1965年の録音だった。というよりか1965年の演奏を選んで買った気がする。
1965年のコルトレーンは大きな変化を見せる。そこで1965年の演奏を録音順に並べて聞いていこうと思った。そこで録音順に並べてみた。並べて記事にしていこうとおもうのだけれど、その記事には大きな欠落が起きる。1965年の全ての録音を持っているわけではなく、何枚か持っていないものがある。1965年を語る上では、決して欠かしてはいけない「アッセションン」を実は持っていない。聞いたことがないわけではないが、昔聞いて買っていなかったのだ。
今回記事にするのだからと探したけれど入手できなかった。
これから藤岡靖様氏の「コルトレーン ジャズの殉教者」とジャズ批評のジョン・コルトレーン大全集を参考に記事は書いていこうと思う。

 

まずはその欠けているアルバム「アッセッション」について、1965年6月28日スタジオにジャズ・コンポーザース・ギルド系のミュージシャンを集めて録音したアルバム。ファースト・テイクでエルヴィン・ジョーンズは「やってられないと」出て行ってしまった作品。pharaohやマリオン・ブラウンはハチャメチャ、アーチ―・シェップは怒りをぶつける、コルトレーンの作品の中で初心者は絶対に手をだしてはいけない作品と言われる。記事にするのだからと探したけれど、残念ながら見つからなかった。なかったことは残念だけど、また聞き返すのも、こんかいは聴いたとしてもまたはないような気がするし、ホッとしてもいる。
コルトレーン自身もこの後、このような編成のニュー・ジャズ・スタイルの録音は行わなかったことそして、試行錯誤上の試しの一枚だったのかもしれない。
有機のある方は探していて。



「アッセッション」 1965年6月28日 録音。

ジョン・コルトレーン - テナー・サックス
フレディ・ハバード - トランペット
デューイ・ジョンソン - トランペット
ジョン・チカイ - アルト・サックス
マリオン・ブラウン - アルト・サックス
ファラオ・サンダース - テナー・サックス
アーチー・シェップ - テナー・サックス
マッコイ・タイナー - ピアノ
ジミー・ギャリソン - ベース
アート・デイヴィス - ベース
エルヴィン・ジョーンズ - ドラム
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