本屋さんの棚で見つけた本、まるで知らなかった。ビル・エヴァンスの最後の恋人、ローリーが綴った本。
ビル・エバンスは最後のドラマー,ジョン・ラバーベラに病院に連れて行ってもらうった事は知っていたけれど、詳しいことは知らなかった。衝撃的な場面がほんの最初のチャプターに”ビル最後の日”として書いてある。病院に向かう車の中での会話や、急変の状況がかかれているが、そこはこの本のかなめだから抜き書きはしない。
ふつう語られないだろうアレッというのを抜き書きしてみよう。
このローリーろいう女性、物書きとなっているけれど、どこかのブロガーぐらいの文章のようで、話が飛んでわかりづらい。でもまあ最後にいた女性という事実は変わらない。
このローリーが当時のビルの家族に会いに行く場面、
”翌日コネチカットに向かう車中、ビルの家族に会うってどうなるかうまく想像できなかった。カーステレオではアース・ウインド・アンド・ファイアーのアルバム『黙示録』のテープをかけていいて、こういうファンクも聴くのだと驚いた。
「ハーモニーを聞いてみてよ」彼は言った。「コマーシャルな音楽をやっている連中にしてはかなりなもんだ。」
たぶんエバンスが本心心を傾けたエレイン・エバンス(自死)について
二年間ハーゲンダッツとコーヒ・アイスクリームしか食べず、その断食を寿司で終わらせた女性。ハーモニーとケロディという双子のシャム猫を飼い始めた女性。蠟燭だけの部屋でビルの横に長年寝て、部屋に電気は来ていなかったけど、アパートの廊下にぶら下がるコンセントから電気を取ってテレビを見る術も持っていた女性。何年もの間、かれらの薬物依存を隠し、ビルの稼ぎはすべてヘロインと蝋燭ときゃっとフードに費やしていた女性。
晩年のステージでよく演奏していた”ローリー”の曲を送った楽譜。
ヴィレッジ・バンガードでは
ウェイトレスのテキーラは三十代全般の巨乳の黒人じょせいで、トニー・ウィリアムスのかっての彼女だった。ふたりのあいだには養子もいた。ビルによると、トニーは大きな女性が好きだ、彼女の以前はもっと大きかったという。
葬儀、その後
その後、リンダのアパートに戻り、リッチー・バイラーク、ジョン・アバンクロンビー、ディヴ・リーブマンと一緒にコカインを吸って夜を過ごした。
とどうでもいいことかもしれないことだけど、まあ知らなかったなということでした。