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テュエリー・ラングにとても親しみを感じています。数年前に雪でピットインに行けなくてがっかりしたけど翌年ピットインで合うことが出来ました。年齢もにていて、とても気が合ったというのもおかしいけれど、何年もの友達のようにフレンドリーだった。ラングのアルバムは十数枚になるので、気に入ったのを数枚もっていってサインをしてもらいます田。
ラングとのお付き合いの始まりになったアルバム。
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こちらは永く演っているHeiri Kaenzig(bass)との初めてのアルバム。
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こちらはパーカションのAndi Pupatoとの初めてのアルバムで、これはサインなし。
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で今回のアルバム、ラングの良いところがきっちりと詰まった、ですから「良いアルバムが出来ましたね」と会ったらきっと伝えたと思う作品です。
1曲目パーカッションのリングの音がピアノと絡んだ美しいはじまり、ラングのピアノの音というのはこれですというような良い録音で採れています。
2曲目はリズミックな曲。
3曲目はトラディショナルもしくは讃美歌のような曲、このトリオが見事に音世界をつくるのは、たぶん同じ地で同じ歌を共有してきたの事がベースになっているように感じます。
4曲目、クジラの声のような音がはいるのは“MOBY-DICK”超絶な技法を見せるわけでもなく弾くピアノのメロディは、それ自体がのびやかで自由な飛翔を呼ぶよう。
音楽をつくることも、演奏することも、もはや完全な自由の世界での楽しみ、よろこびであるようなラングです。
現役100人のジャズ・ピアニストの1人ですが、この一枚に結構古いアルバム(2000年リリース)を選んでいます。
そちらももちろん素晴らしいアルバムですが、自由な感じで、演りたいことがそのまま素晴らしい世界になっているこのアルバム替えても良いかなと、これは8月までに決めます。
自由自在というと、どうも参考書をおもいだしてしまうけれど、自由も自在も思いのままできることを意味します。
また、自在には人間的な欲望の束縛からはなれ、とらわれないという意味もあるようで、まさにラング自由自在に喜びの世界を作ったように感じます。
MOMENTS IN TIME / THIERRY LANG
Thierry Lang (p)
Heiri Kaenzig (b)
Andi Pupato (per)
1. EMBRACE
2. MOSQUITO DANCE
3. TRACES
4. MOBY-DICK
5. BASS SONG
6. TENDER WALTZ
7. OPEN BONDS
8. MOMENTS IN TIME
9. P.S.