

ピタッと来る本がなくてうろうろしていたら、4月に驚いたサンドローネ・ダツィエーリのコロンバとダンテのコンビの第2弾が出ていてこれは良かった。
やはり今作も簡単に読むことはできない仕掛けで、いったい何を書いているのだろうと思う部分と、プロットがたたみかける様に進む本筋とが一色譚になっている。
そして今回もやはりこれは悪魔のような悪人で、結構どぎつい場面なので、これ映画化できないのではと思ってしまう。
なかなか解決に向かわないで、ヒロインたちが踏んだり蹴ったり状態がつづくのも前作通り。最後が前作よりもドッと終わってしまって、また終わりには前作級の「なんだ」があるから、これで次作3作目でシリーズを終わるのだあろうかと思ってします。
とにかく読みやすいところと、訳わからないで読まなければいけないところが並ばせるパターンは次も続くのだろうね。