JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

褒めすぎだけど久しぶりだから Cuban Americans / Martin Bejerano

2022-08-04 11:19:08 | 聞いてますCDおすすめ


マーチン・ベヘラーノのデヴュー作「evolition/ revolution」にはかなり衝撃をうけて現役100人にえらんだけれど、その後なかなか新しいのが出なかった。



2006年10月の録音だけどつぎのは2013年にリリースされている。だから7年間が空いていたわけ度今回1作目、2作目とリズム大河同じアルバムが出た。一作目で「進化と革命」というちょっと気張ったタイトルで、でもその気負いが気持ちよいものだった。次作の「POTENTIAL ENERGY」もその路線を引き継ぐものだった。
さて今回は「Cuban Americans 」というのだからマイアミ生まれの彼のルーツ表現だろうか。やはりCDは見つからないからストリーミングで購入。

1曲目カリプソの歌で始まっておどろいたけれど、その後のぴあのは流石メロディが良い。2曲目の”.Lonely Planet ”前聴いた時の驚きがよみがえってくる。とてもシャープなフレージングで気持ちがよい。2006年にらいのメンバーとの纏まり方、駆け引きも楽しい。
3曲目は”.Doxy”でベースのEdward Perezがハリのある音でソロを利かせる。4曲目もノリの良いベースでこれはキューバンだけれど、彼らしい影の部分もあってかっこいい。
5曲目、6曲目もリズムが協調されるけれど、著案とつかみがあってよくまとまった、引き入れられるような演奏になっている。
そして7曲目”.You've Changed”でそっと歌うように、アルバム作りも熟練してきたようだ。
8曲目は女性歌手のカリプソがはいるけれど、これも味変で許せる。
9曲目は、Electro MIDI Shred Remixとあってエレ黒となのだけれど、これもライヴなどで受けるだろう、この若者たち?がエレを使って悪いはずがない。
最後は.(supernova)とカッコつきの短い曲だけれど。録音した中での捨てがたいインプロを抜き出したのだろう。刺激的だ。ほめすぎたけれど、それほどの魅力を持ったピアニストだと思う。
熱気とか若さとか、計算とか見事にかみ合ったアルバムで推薦です。

Cuban Americans / Martin Bejerano

Edward Perez - Bass
Ludwig Afonso - Drums
Samuel Torres - Percussion
Roxana Amed (Vocals “Mi Cafetal”)  
2021年3月 マイアミにて録音

1.Ay Cosita Linda (A Gringo Fantasy) 05:32
2.Lonely Planet 09:56
3.Doxy 10:28
4.#CubanAmerican 05:06
5.Origin Story 09:22
6.Yo No Bailo 08:06
7.You've Changed 07:27
8.Mi Cafetal 08:18
9.B. Radley (Electro MIDI Shred Remix) 06:42
10.(supernova) 02:18
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする