JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

潔白の証明 マイクル・コナリー 著 古沢嘉道 訳

2022-08-07 09:11:12 | 
 

本屋さんに行ったら並んでいて即買い。リンカーン弁護士が主役は久しぶりじゃないか。
マイクル・ハラ―を主人公にした作品、ハリ―・ボッシュのシリーズに顔をだしていたからさほどでないけれど、七年ぶりの主役ということになる。これが始まりすぐから殺人犯として投獄されてしまうのだから、最初からつかまれる展開。
今週は本を読む時間も十分にとれるから、一気読みになった。それほどのスピード感も織り込んでくれている。
法廷ものがすきだけれど、法廷場面が少ないものが最近だった。これしっかれハラ―・弁護士と助手のジェニファーの素晴らしい法廷での答弁が書き込まれていて、すっきり胸がすく。久々に法廷ものという感じで読めた。
しっかりとした裏付けられた構図は流石であるし、次々とそれを明かしていってくれることが気持ちがいい。ハラ―と娘とのやり取りも、ボッシュとむすめとのマディと重なって、いとこ同士というのも楽しい。
大きな展開でもっと追い詰めていってほしいところ、終わり方はちょっと、もっとやれ感はあったけれど、それはそれまでがあまりに素晴らしい展開だったからだろう。
美っショップという良いキャラクターもこれはシスコと同じようにいい位置につけそうだ。

パチパチ。
コメント
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