
ネットで一人のミュージシャンを選んで,ランダムに演奏を聞くのがブームになっている。選んだミュージシャンで面白いのが聞けると今日はついてると思う。Stefano Di Battista を選んだら結構いい。演奏の中の最近のアルバムでモリコーネの作品集を演っているのがあった。モリコーネを結構集めているので買ってみた。バティスタの隣を歩いてるのはセカレり爺だしね。
1曲目Fred Nardinのピアノバックにバティスタが美しいソプラノで始まる。まずこのピアニストを知らなかったけれどなかなか良さそう。2016年ジャンゴ・ラインハルト賞を受賞したいフランス人で、フレッド・ナーディン、1987年生まれの35才だそう。
2曲目もちょっと曲調がにている、ソプラノの演奏。口笛が入るところモリコーネだなと思う。
3曲目も知らない曲だけれど、雰囲気のあるソプラノ、4曲目はアルトでちょっと小粋なジャズの曲という感じ。
5曲目になって、知っている曲『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』のテーマになって落ち着く。アルトでしっとりと吹いてくれてとてもいい。そういえば知っている曲はあまりない。これと11曲目の”ガブリウェルのオーボエ”と12曲目の『続・夕陽のガンマン』ぐらい。
モリコーネのヒット集みたいなアルバムを折ってきて比べてみた。

このアルバムCD3枚組でモリコーネの曲が60曲入っている。

上記の知っている3曲以外、3曲目、6曲目、10曲目があるだけで半分の6曲が、あまり知られてない曲、ところがこれが一曲が多い。7曲目も良い音色のピアノをバックにオーボエがクラシカルなメロディで格調がある。9曲目などは未発表の曲がけれど、ソプラノでこれも美しい。ということで、有名じゃないけれど、とても良い曲が選ばれていてそこが良い。
セカレリとベースのソレンティーノはサポート色が強いけれど10曲目は、ドラムス、ベースとしっかりジャズになって、ピアノもソロがいい。魅力的なジャズ演奏になっている。
そして『ミッション』『続・夕陽のガンマン』とやっぱあり落ち着くという気持ちの良いアルバムだった。
MORRICONE STORIES / STRFANO DI BATTISTA
Stefano Di Battista (alto & soprano saxophones)
Fred Nardin (piano)
Daniele Sorrentino (double bass)
Andre Ceccarelli (drums)
1.Cosa avete fatto a Solange [What have you done to Solange?『ソランジェ 残酷なメルヘン』マッシモ・ダラマーノ(1972)]
2.Peur sur la ville [Fear over the City『恐怖に襲われた街』ジャン・ポール・ベルモンド(1975)]
3.La cosa buffa [『家庭教師』アルド・ラド(1972)]
4.Veruschka [『ヴェルーシュカ』フランコ・ルバルテッリ(1971)]
5.Deborah's Theme [Once Upon a Time in America『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』セルジオ・レオーネ(1984)]
6.Metti, una sera a cena [『ある夕食のテーブル』ジュゼッペ・パトローニ・グリッフィ(1969)]
7.Apertura della caccia [1900『1900年』ベルナルド・ベルトルッチ(1976)]
8.Il grande silenzio [The Great Silence『殺しが静かにやって来る』セルジオ・コルブッチ(1968)]
9.Flora (未発表曲)
10.La donna della domenica [The Sunday Woman(原題: La donna della domenica) ルイジ・コメンチーニ(1975)]
11.Gabriel's Oboe [The Mission『ミッション』ローランド・ジョフィ(1986)]
12.The Good, the Bad and the Ugly [『続・夕陽のガンマン』セルジオ・レオーネ(1966)]