JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

現代アート展示室 The Embalmer / Matthew Bourne Emil Karsen

2023-01-29 17:37:36 | 聞いてますCDいいと思う


大分前だけれどジャケ買いをしたら「もしかして」この人大化けするんじゃないかというピアニストと出会った。その人がMatthew Bourneというピアニストで、何枚か追っかけた。大化けはしなくって忘れていたけれど、サブスクで差が咲いたら新しいアルバムがあったので注文した。
Emil Karsenというドラマーとのデュオ作品。久しぶりに「MONTAUK VARIATIONS」から聞いてみた。前衛の分野に入るけれども、記憶以上に静謐な感じを持った。音を実に大切にする人という感じ。このアルバムを買った頃は、私もまだチェロをやってなかったから思わなかったけれど、学校で第二楽器とそてチェロを選んでいたのでないだろうか、チェロもすごく音を大切にする。
と前置きが長くなったけれど、今度の作品が大きく変わったということはない。やはり区分としては前衛に入るだろう。1曲目聞き始めるとこれっ完全インプロでの録音じゃないだろうか。テーマもあまりはっきりとないままドラムスとピアノが反応しあって方向が出来ていく感じ。後半結構感じよく弾けてくれる。
2曲目も途切れなく、1曲目のリズムを引き継いでドラムスがつづけると、ピアノは鍵盤ではないところを叩いての勝負、最後は両方叩いているか。
3曲目でピアノがアルペジオで弾き初めてと、ここはテーマが出来てのインプロ。探っているような感じだから譜面はないだろう。意外と淡々と曲は進行する。
写真から見ると、コロナ状況で自宅で録音したのではないだろうか。



そういえば、前作のピアノ・ソロ・アルバムもヨークシャーの自宅で録音していた。なんというタイトルのアルバムなのか、いまだ謎。



4曲目そのピアノが熱量をあげてのインプロ、リズムが出来てのJAZZ度が上がった曲。ドラム・ソロ状態から5曲目に突入、激流状態から再びドラム・ソロにかえって、最終曲。
昔、フリーっていうと、疲れるところがあったけれど、これはつかれない、なんか現代アート展で美術館を40分ぐらい歩いた感じ。
一番難しいとおもったのは、このアルバム・タイトル「The Embalmer」。「遺体整復師」っていうんだからわからない。

The Embalmer / Matthew Bourne Emil Ksrlsen

Matthew Bourne piano
Emil Karsen drums

Clench (10:39)
Snuff (5:31)
Prick (12:55)
Fool (3:14)
Chalk (7:41)
The Embalmer (4:06)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする