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2018年のオーストラリア・インド・アメリカ合衆国の合作映画。監督はアンソニー・マラス、脚本はマラスとジョン・コリー共同で執筆している。
2008年にムンバイにある、タージマハル・ホテルで起きたイスラム過激派によるテロ事件の話。
ホテルに人質となった500人以上の宿泊客が3日に渡り殺戮対象とされ、それを救おうとホテルにとどまったホテルマンたちの姿を描いた作品。
実際に起こった事件で100人以上の人が殺害さあれる無残な事件であり、アクションの場面もおおいのだけれど、あまり楽しい場面とはいえなし、事実の重みは消えない。
陰惨な「ダイハード」という感じか。ホテルにとどまる料理長やボーイの活躍はみごだけれど、当時の当局の対応はもっと方法があったのではと思う。
5つ星高級ホテルでそのような事件は起きないと想定していたのか。
犯人側の描き方がステレオ・タイプであまり面白くなく、実行犯10人のうち9人は殺害されるが、声だけの主犯はパキスタンにいてその後も逮捕されていないのも事実だから、しょうがないけど、気持ちよく落ちない。
2月16日放映のTV・ドラマ「御上先生」でこの映画の場面のことが話題になっていた。ということでインパクトはある映画だった。
実行らがまだ子供が、殺戮の最中に料理にあった初めてのピザを食べて、嬉しそうにするという不毛の場面が例に出ていた。
どちらにしても、事実はそのようなものであるので、ちょっと後味が?
ホテルは現在再開されているが、あまり行きたいとは思わないな。
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