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JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

真夜中の密室 ジェフリー・ディーヴァー 著 池田真紀子 訳

2023-01-10 09:38:31 | 


3年ぶりの、リンカーン・ライム・シリーズの15作目、ロックスミス(解錠師)と名乗る、どこにでも侵入してしまう犯行を中心にして、いくつかの事件が最後には一つとなるのでジェフリー・ディーヴァーのこのシリーズは最後まで気が抜けない。
そこがいいのかもしれないけれど、最後の最後にやっと納得できる。今回の犯人はちょっと小型のような気がしないでもないし、複線の真実という”ウェルム”の最後はちょっと単純だったか。しかし、復讐という名の”ウィンディクタ”が出てくるところなど、今のアメリカを書いているのだと感じて恐ろしい。
何のことか、本を読まないとわからないあろうけれど、2年に一度ぐらいは驚かせて欲しい。
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肯定的な優しさ FERLINGHETTI / FRESU・ RUBINO・BONAVENTURA・BARDOSCIA

2023-01-08 13:40:00 | 聞いてますCDおすすめ


バンドネオンとピアノのDaniele Di Bonaventuraが気に入って昨年は結構集まった。その中にパオロ・フレスと共演したアルバムが良かったのは覚えている。(共演者の一人とは合わなかった)



  「TANGO MACONDO

amで聞いていていたら、フレストの共演の別のアルバムがあった。調べたら新しいアルバムのなので注文した。
それを今年最初のジャズ・アルバムにした。何とも新年に聞いて嬉しくなる曲があった。
2曲目は”Ferlinghetti”でアルバム・タイトルになっている。ゆったりとやさしく、フリュ-ゲルとバンドネオンのユニゾンが今年このような優しい気持ちにさせて欲しいという曲になっている。
3曲目も柔らかいベースのあアルコに始まって哀愁漂う曲。
4曲目、こちらなフレスの曲だけれど、こちらも哀愁曲。
5曲目はエフェクトをいれて、ペットもエレにしている曲でちょっとエレ・マイルスが顔を出す。

ここでちょっと変なんことに気が付いた。同じTuk Musicというところから出ているのだけれど、「TANGO MACONDO」の録音日が2021年9/14-16なのに今度買ったアルバムは2020年録音となっている。どういうことなのだろう、そんなことするかなと思った。
それでフレスが書いたノートを読んだらすぐに理由がわかった。





このアルバムの曲は”THE LAST BEAT"というドキュメント・フィルムのオリジナル・サウンド・トラックで、撮影は2006年から2022年までかかったので、MIXINGが2022年になっての発売になったようだ。フィルムの方はアメリカの詩人、画家であり、シティ・ライス書店の創始者である、ローレンス・ファーリングの足跡をおったものだと思う。ファーリングはこの録音が行われた数か月後に101歳でこの世をさっている。
ということで、曲はフィルムの場面と相応するのだろう。基本に人生に肯定的な優しい感じがながれ、その中で変化が付いている。

6曲目”Endless Life”人生を振り返るような遥かなる流れ。
8曲目、フレスの得意なバラッド・プレー。
11曲目、アルコベースにバンドネオン、ペット、ピアノがそれぞれの人生を語るような映像が浮かぶ。


ジャケにはファーリングの作品が掲載されていて、アルバムの統一感を増している。





本年はこのアルバムのような肯定的なやさしさがたくさんあると良いと思う。

2曲目の”Ferlinghetti”がネットにあったので、貼り付けます。 お楽しみください。



FERLINGHETTI / FRESU・ RUBINO・BONAVENTURA・BARDOSCIA

Paolo Fresu – trumpet, flugelhorn, effects
Dino Rubino – piano
Marco Bardoscia – double bass
Daniele Di Bonaventura (or Carlo Maver) – bandoneon
rec 2020/10/16-19


1 I Was an American Boy 06:11
2 Ferlinghetti 03:16
3 The Macaronis Scene 03:23
4 Hill of Poetry 06:13
5 Obscene Boundaries 04:33
6 Endless Life 02:49
7 Island of the Mind 05:30
8 I Am the Man 04:21
9 Too Young to Die 03:23
10 Tyrannus Nix 04:34
11 Where Books Were Trees 04:25
12 Back Roads to Far Places 02:52
13 Eponymous Epitaph 02:30



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復帰のお祝いに BACK TO BACH / OFRA HARNOY

2023-01-06 14:44:37 | チェロ無難


オーフラ・ハーノイが肩を壊して、演奏からと遠ざかっていて、13年ぶりに復帰したと知ってとてもうれしかった。本当にうれしいので、復帰1弾も買うこちにした。届いたジャケには近影だろう写真があった。美人の誉高い人だけれど、ちょっと「セックス・アンド・シティ」のような気がしないでもない。



昔の方が好みなんだけれど、それは全く関係がない。



ネットに今回のアルバムについてのハーノイのコメントがあったのでちょっとそのまま引用させてもらう。

【オーフラ・ハーノイのコメント】~日本語訳:生塩昭彦
「裂孔を患って以降の私の初の新アルバムとなるこのレコーディングで、私は最初期のいくつかのアルバム中のレパートリーと、それ以前に録音したことのなかった作品を組み合わせることができて、わくわくしている。このプロジェクトにあたっては、これらの音楽についての私自身の個人的なヴィジョンを実現するために、私は選んだ曲のいくつかで大規模なチェロ・アンサンブルをひとりで生み出すというコンセプトを探求することに、そしてまたその他の曲で金管楽器群による伴奏という、美しいオルガン風のサウンドを実現する革新的なアプローチを導入することに、興奮を覚えたのだった。」

この復帰作はバッハやテレマン、ヘンデル、コレッリを演奏したもので、ハーノイのヴィバルディにほれ込んでファンになったのだから、これは嬉しい。ホーンとの多重とか、チェロの多重録音になっているが、あまり気張ったサウンドろいうより、復帰そのものを、もしくは音楽に対する喜びを素直にあらわすたような音に感じる。
どちらにしても復帰のよろこびは1枚だけじゃ足りなかった。

BACK TO BACH / OFRA HARNOY

オーフラ・ハーノイ(チェロ)
マイク・ヘリオット(ピッコロ・トランペット、トランペット、フリューゲルホルン、フレンチ・ホルン、トロンボーン、コントラバス)

録音時期:2019年
録音場所:カナダ、ニューファンドランド、セント・ジョンズ、ドッグハウス・スタジオ
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

● テレマン:ソナタ第1番(6つのソナタ TWV.40:118より)
● J.S.バッハ/ヘリオット編:トッカータ、アダージョとフーガ ハ長調 BWV.564よりアダージョ
● ヘンデル/ヘリオット編:チェロ・ソナタ第3番ヘ長調
● J.S.バッハ/ヘリオット編:ヴァイオリン協奏曲ホ長調 BWV.1042よりアダージョ
● コレッリ:ソナタ第8番ニ短調 Op.5-8
● シュテルツェル/J.S.バッハ編/ヘリオット編:御身が共にあるならば
● コレッリ:ソナタ第5番変ロ長調 Op.5-5
● アレグリ/ヘリオット編:ミゼレーレ
● J.S.バッハ/ヘリオット編:G線上のアリア(管弦楽組曲第3番ニ長調 BWV.1068より)

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復帰を喜ぶ ON THE ROCK / OFRA HARNOY

2023-01-04 15:42:09 | チェロ無難


美女のオーフラ・ハーノイがすきだけれど、最近会わないとちょっと前に書いた。サブスクをみたら新しいアルバムがあった。タイトルが「ON THE ROCK」とあるから、ロック(彼女が演奏したビートルズ集は大好き)をやっているのだろうと注文した。
届いたアルバムはおバカなことに勘違いだったけれどいろいろなことが判った。



実はオーフラ・ハーノイは演奏活動の無理がたたって方に致命的な損傷(裂孔)を受け活動休止していたのだそうだ。会ってないのはわけがあったのだ。そして2015年手術をうけ、2018年に15年ぶりにステージ復帰したそうだ。
ということで復帰2作目のアルバムがこれになる。
で勘違いはロックの曲集ではなく、カナダの州ニューファンドランドの音楽を集めたものでジャケ写真でわかったけれど文字そのままだった。
共演のマイク・ヘリオットという人がジャズの人だそうで、完全なマルチ奏者。そしてハーノイのパートナーだそうで、ちょっとしゃくだけれど中が良さそうなのでしょうがないか。





アルバムの方はアイルランドの音楽がはいったようなフォーク調の曲が多い。それはそれで楽しいし、何よりも彼女の復帰を喜びたい。
復帰作の『バック・トゥ・バッハ』も注文しちゃおうかな。

ON THE ROCK / OFRA HARNOY

オーフラ・ハーノイ(チェロ)
マイク・ヘリオット(ピッコロ・トランペット、トランペット、フリューゲルホルン、フレンチ・ホルン、トロンボーン、バス・トロンボーン、エレクトリック・ベース、フレットレス・エレクトリック・ベース、パーカッション)
スペシャル・ゲスト:
アマンダ・カッシュ(ヴォーカル)
アラン・ドイル(ヴォーカル)
モーリーン・エニス(ギター)
ファーガス・オバーン(ヴォーカル、ギター、バンジョー)
ケリー=アン・エヴァンス(ヴォーカル)
ボブ・ハレット(アコーディオン、マンドリン、アイリッシュ・フルート)
カンデル・カーソン(フィドル)
ヘザー・バンブリック(ヴォーカル)
録音時期:2020年
録音場所:カナダ、ニューファンドランド、セント・ジョンズ、ドッグハウス・スタジオ
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

● ニューファンドランドの伝承曲:シーズ・ライク・ザ・スワロー
● ウェイン・チョーク[1949-]:ソルトウォーター・ジョイズ
● スコットランドの伝承曲:ドナルド・ウィリー・アンド・ヒズ・ドッグ
● ロン・ハイネス[1950-2015]:セント・ジョンズ・ワルツ~カラズ・ワルツ
● ニューファンドランドの伝承曲:グリーン・ショアーズ・オヴ・フォーゴ
● ロン・ハイネス:ソニーズ・ドリーム
● オットー・ケランド[1904-2004]:レット・ミー・フィッシュ・オフ・ケイプ・セント・メアリーズ
● ロニー・パワー:トゥー・ロニーズ
● ジャック・ウィザーズ/バクスター・ウェアハム:ハーバー・バフェット・ダブル
● ニューファンドランドの伝承曲:マスルズ・イン・ザ・コーナー
● スタン・ロジャーズ[1949-1983]:バレッツ・プライヴァティアズ
● ニューファンドランドの伝承曲:ペティ・ハーバー・ベイト・スキー
● ニューファンドランドの伝承曲:ロンリー・ウォータールー

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今年一番の花

2023-01-02 08:35:15 | 
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謹賀新年

2023-01-01 07:45:16 | その他


あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。

monaka
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