二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

雑草のため息(ポエムNO.2-10)

2013年03月22日 | 俳句・短歌・詩集
おいらはおいらがどこにでもいる凡夫にすぎないと気がつくまでずいぶんとあわただしく娑婆をうろつきまわった。晴れたら晴れたで降ったら降ったで。悠々と歩いたり すごすご歩いたり。四角かった胸はいまではすりへって角が丸くなっている。だから よくころがる。ころがりはじめたら なかなか止まらない。悔恨はブーメランのようにもどってくる。おいらの疲れた眼の放物線がセクシーな女のお尻のラインに沿ってすべってゆくとき。ありえたかも知れない“現在”が輝きをます。 . . . 本文を読む
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