のしてんてんハッピーアート

複雑な心模様も
静かに安らいで眺めてみれば
シンプルなエネルギーの流れだと分かる

千歳 2

2009-06-08 | 小説 忍路(おしょろ)
 機内の私と地上の町、その間に何の支えもないという想像は心に奇妙な泡立ちを覚えさせた。  糸のような道路の上を車と思える点がが移動している、誰が運転しているのか分からないけれども、しかしそこでは疑いようもない日常が動いているに違いない。神がいるならこのように人を眺めているのだろうか。それなら私は、その資格もないのに神の座に座らされてこのように落ち着かないのかも知れない。  思考が色々に働き、やが . . . 本文を読む
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