今日は〇です

まるを描きましょう

瞬間に〇を描いた人は自分自身との付き合いが堂に入ってきたと言えるかもしれませんね。

 

私の子供のころの〇のイメージは、宿題や絵の上に描かれた先生の赤い〇です。

〇は褒められるサイン。だから今も、〇から受ける心の世界はそのイメージを引きずっています。一種のトラウマというべきでしょうね。

 

あなたにはどんな世界が浮かび上がるでしょうか。

千人いれば千のイメージが各自の心の中で動き出します。他人を知りたくても知りえない。他人に伝えたくても伝わらない。それを孤独と悩んでしまう人もいますが、悩む必要はありません。あなたは抑圧されない自然のままの自分と今向き合っているのですから。

 

自分の中から飛び出してくる〇。それは誰から命令されたものでもなく、自分が何かの設計図をもとに描いたものでもありません。こうしたいという自分の欲から出たものでもありません。ただ純粋にあなたが生きた軌跡なのです。

だから、真っ先にその〇を観るあなたは、新鮮な風景を観るように驚きと魅惑をそこに感じる事も出来るのです。一本の線を介して、今まで気にも留めなかった自分の姿をあなたは目にすることが出来るでしょう。

もしそこに価値を見いだせたら、それは孤独ではなく孤高の世界だと気付くのではないでしょうか。

 

絵は技術の面だけ強調されて、賞賛されてきました。けれどもそれは絵の一本の枝でしかありません。大切なものは隠されているのです。

無心になって〇を描いてみてください。目を瞑って描いてもいいでしょう。何をしても、それはあなた以外にはありえないのですから、飽きるだけ描いて自分との対話を楽しんでみてはいかがでしょう。

 

〇　◇　▽　ー　、この4つのかたちで世界を表すこともできます。

紙と鉛筆さえあればあなたは今すぐにでも、自分を楽しむことが出来るのです。