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テレビレポーターとして成功しているユートン。彼女は生まれて間もなく、教会の前に捨てられ、孤児としてシスターに育てられた生い立ちを持つ。育ての親であるシスターが死の間際、手渡してくれたのは、ユートンが捨てられていた時、包まれていた布切れと切符。これを手がかりに、幼なじみのボーイフレンドに促されて、実の両親探しの旅に出るユートン。そして探し当てた母親は意外なところにいたという事実を知るとともに、親の深い愛を知り、恨んでいた気持が氷解していく、といった内容。
ヒロイン、ユートンを演じるズオ・シャオチンの、ちょっとチャン・ツイーを思わせる憂いを含んだ表情と、雲南省チベット自治区の圧倒的な景観、これを見ているだけでも十分楽しめた。悠久の大地に対するノスタルジー、しかし、近代化の進む中国社会からもけっして落ちこぼれたくない、制作者たちのそんな想いがひしひしと伝わってくる映画だった。背景に流れる日本でもお馴染みの「星の界(ほしのよ)」が印象的だ。
いつくしみ深き(星の界) パティ・ペイジ
だからアウトドア活動がお好きなんですね~
この歌はもともと賛美歌ですが、文部省唱歌にもなってますので、知らない人はほとんどいないですよね。この映画の中ではヒロインの実の母親が、教会の奉仕活動に行って憶え、その後、小学校の用務員として働いていた時に子どもたちに教えたという設定で使われていました。どれだったか思い出せないんですが、たしかジョン・フォードの映画にも使われていたと思います。
映画も見ていないので何気なくクリックしてみたら、この曲はボーイスカウトでよく歌っていました(笑)。歌いだしは「♪~雲なき美空に・・・」なんですが、歌集が出てこないので誰が詩をつけたのか分かりません。
私は小6から大学時代を通して、また息子が小3で入隊した1年後から15年くらい、睡眠時間が足りないくらい仕事もしていましたが、ボーイスカウト運動にも時間とお金を使っていました。
いやー、なつかしいものです。