今日、日が暮れかかってから、先日の「夏目漱石『草枕』の風景」の記事で話題にした甲斐青萍が描いた「京町台から見た金峰山」の絵を検証すべく、京町台のかつて金峰山町と呼ばれた辺りからの眺めを確かめに行った。青萍が描いてから既に100年以上が経ち、ビルが立ち並ぶ風景には青萍が見た田園風景はどこにもない。しかし、金峰山を始めとする西山の山並みはおおまかには青萍の絵と一致する。写真の左端に見える鉄塔の右側辺りが件の石神山と思われる。
薄暮が迫る西の空と山々をじっと眺めているとさすがに「晩夏」を感じる。
今日の「京町台から見た金峰山」
甲斐青萍が描いた「京町台から見た金峰山」
早く過ぎ去ってほしいと願った猛暑が衰え夏の終わりが近づく。一年のうちで最もメランコリックな季節である「晩夏」。四季に恵まれ、その移ろいの中で育まれた日本人特有の無常観がそこにある。
ユーミンが荒井由実の時代、1976年にリリースした名曲「晩夏」。2005年には平原綾香がカバーしている。カバー盤をリリースする時、ユーミンのラジオ番組「Sweet Discovery」にゲスト出演した平原綾香に、「なんでこの歌をカバーする気になったの?」とユーミンが不思議がっていたのが印象に残っているが、とにかく詩が素晴らしい。今日は平原綾香バージョンで聴いてみた。
薄暮が迫る西の空と山々をじっと眺めているとさすがに「晩夏」を感じる。
今日の「京町台から見た金峰山」
甲斐青萍が描いた「京町台から見た金峰山」
早く過ぎ去ってほしいと願った猛暑が衰え夏の終わりが近づく。一年のうちで最もメランコリックな季節である「晩夏」。四季に恵まれ、その移ろいの中で育まれた日本人特有の無常観がそこにある。
ユーミンが荒井由実の時代、1976年にリリースした名曲「晩夏」。2005年には平原綾香がカバーしている。カバー盤をリリースする時、ユーミンのラジオ番組「Sweet Discovery」にゲスト出演した平原綾香に、「なんでこの歌をカバーする気になったの?」とユーミンが不思議がっていたのが印象に残っているが、とにかく詩が素晴らしい。今日は平原綾香バージョンで聴いてみた。
「京町台から見た金峰山」の絵と写真を拝見すると、まるで『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の映画で過去に戻った光景のようですね(笑)
しかし、これって私が子供の頃、庭から見下ろしていた田畑の風景にとてもよく似ていますし、現在は上の写真のようです。
「国破れて山河あり」なんて故事を思い出します。
山が開発されずにそのままなのがとてもいいです。
>一年のうちで最もメランコリックな季節である「晩夏」。
なるほど、そんな時期なのですね。
「晩夏」という曲はじめて聞きました。
荒井由実の歌も聞いてみました。
平原綾香の方がたぶん歌も上手なんでしょうが私には荒井由実の方が馴染んでいます(笑)
しかし、FUSAさんの趣味の広さに又驚いています。
有難うございました。
絵と写真を見比べますと青萍の時代の美しかったであろう田園や山並みがなんとなく想像できますね。
「晩夏」はユーミンのオリジナルも大好きですが、サックスプレーヤーでもある平原綾香の音楽性も凄いなと思います。