所用で早川区にでかけたついでに不動山城跡を探訪。
越後上杉氏の本家筋の家系で、謙信家臣団のなかで勇猛で知られた三山寺氏の居城で、集落の地名も要害。今でも井戸跡や縦堀がはっきり残っている南北朝時代から安土桃山時代の山城。
はじめて訪れたが、富山方面を守る勝山城から日本海、長野方面の仁科口を守る根知城が一望でき、なるほどと納得。
晴れていたら能登半島も見えるだろうな。駐車場から本丸まで徒歩20分くらい。悪路というほどでもなくハイキングコースレベル。
本丸の跡にはテレビアンテナ塔。城には桜が似合うが、モミジもあったから秋の紅葉も綺麗でしょうな。
テレビアンテナの設置にも都合がいい訳ですな。
行ってみて気付いたのは、親不知~糸魚川市街地~能生に抜ける山道の延喜古道(奈良時代に整備された日本初の国道)をも見張ることができることで、謙信居城の春日山城に伝令を走らせるには日本海ルートではなく、この山間ルートで能生地区の島道・鶉石に抜け、徳山城に順送りしたのではないだろうか。
ヌナカワ姫伝説も延喜古道ルート沿いに点在しており、山奥の鄙びた土地に意外なほどの古刹が残っていたりもする。延喜古道ルートは面白いねぇ!