ホツマ文字を彩色した三角形のヒスイ製石笛の評判がいいようだ。
佳いヒスイを使っている事と、手間暇のかかる赤漆で彩色してあるので、ちょっと高価なのが玉に傷。
民族楽器コイズミさんの勧めもあって、コストダウンしてみたのが、これ!
海千山千のヒスイ関係者の誰もが、日頃見慣れた蛇紋岩とは気が付かないベッピンな石笛になった。
ヒスイとは付き合い方が違うのだよ・・・真摯に石と向き合う姿勢は必要ですな(笑)。
そして懸案だった漆に変わるもっと手間暇のかからない絵具にも、三年間の試行錯誤の末に理想的な絵具に出逢ったのだ。
異分野の人との雑談が役にたった・・・友達はいいもんだ。
それにしてもだ、糸魚川の海岸に転がっている蛇紋岩がこんなに綺麗になるなんて、誰が思うだろう。
しかし私よりずっと大昔に蛇紋岩に惚れ込んだ人々がいたのだ。
即ち、縄文人・・・彼らは糸魚川の蛇紋岩が磨製石器素材として優秀であるばかりか、丁寧に研磨すれば美しくなると気が付いていた。
糸魚川産蛇紋岩の石器が副葬品として埋葬されていたり、古墳時代まで様々な美術工芸的に優れた威信財が作られているのだ。
ヒスイだけが糸魚川の石じゃないぜ!