長者ヶ原遺跡を案内する時は、5,000年前の人々の暮らしが身近に感じられる工夫をしている。
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例えば遺跡公園は縄文中期をイメージした植栽がされているので、クルミの樹の下に連れて行くと、8割くらいの人は樹に成っているクルミを観たことがないので驚かれる。
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これなんだと思います?と聞くと、青梅?と首を傾げられることが多いものの正体は、クルミ!
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ホウの樹では、でっかい葉っぱで弁当を包んだり、お皿に使ったり、蒸し焼き料理のアルミホイルやサランラップの代わりに使っていたかも!と説明し、「ホウ葉仮面」を作ると大受け(笑)
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古代風首飾り「ぬなかわ彦」
縄文の面白さを、本やガラスケースの中で完結しているデキゴトとして理解されてはもったいない。
遺跡や遺物から、大昔の人の息遣いや体温を感じてもらえれば、過去は今に連続して自分に繋がっていると思えてくるはず。
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古代風首飾り「ぬなかわ姫」
縄文時代の人は、お尻をどうやって拭いていた?お風呂は?歯は磨いていた?
疑問を感じる感受性と、不思議を自分で調べて考える習慣などなど、歴史教育の意味をこんなところに感じる。