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一家に一本は用意したいサバイバル用品・・・シートベルト

2014年02月19日 20時55分01秒 | サバイバル


山梨県が記録的な大雪で激甚災害指定となって、我らが泉田新潟県知事が素早く除雪車派遣をしたとフェイスブックで高評価されている。


イザという時に頼りになる知事だ。


知人には大雪で車が出せずに、食料品の買い物どころか灯油が尽きて暖房に困っているという人もいた。


備えあれば憂いなし・・・今回はお奨めのサバイバルグッズの紹介。


以前にも紹介したけど、それは廃車になった車から取ったシートベルトだ。


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スタックした車の牽引に使えるくらい丈夫で、俺は普段から愛車に輪っかにした状態で四~五本は積んでいる。


シートベルトは軽くて柔軟だから、軽トラの運転席裏の狭い空間に収納できるくらいに収納性は抜群だし、工夫次第で重量物の移動や命綱と多用途に使える。


サバイバルグッズというと、キャンプ用品などが紹介される事が多いが、本当のサバイバル状態では「壊れず・多用途・どこにでもある」道具が威力を発揮すると思う。


例えばこんな使い方はいかが?


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モデルは五歳児の母のM嬢(推定年齢三〇代半ば・小柄)。
ポリタンに満タンの20キロの水や灯油を運ぶには、男でも大変だ。
でもポリタンにクラブヒッチでシートベルトを結わえて、額で持上げれば女性でも移動が楽になる。


前傾気味になれば額から腰骨に掛けて重量を分散できるので、腕で持つより格段に楽なので、俺は体験会でも紹介している。
雪の上を滑らせてもいい。


この方式は、アイヌ民族の背負子(ニエシケ)と背負い縄(タラ)を参考に考案した。
背負い紐を肩に担ぐ和式の背負子だと手が不自由になることと、もし山道で熊に出会ってしまった時でも、額を上げれば簡単に背負子を捨てて逃げられるという理由で、アイヌ民族はこの方式の背負子なのだということ。
出典先・・・「アイヌの民具」 萱野茂著より


また昔に観たフランス映画にも、アイヌ民族と同様に、ジプシー女が平べったい紐を額に固定して大量の薪を運ぶ場面があった。



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ポリタンへの固定は、輪っかにしたシートベルトを取っ手に通して、再び輪っかをくぐらせるだけのクラブヒッチ。
ポリタンがちょうど腰に乗る位置に、輪っかを調整しておくのがコツ。
両手は左右の輪っかを持つか、M嬢のように
荷物を抑える事。



例えば自重180キロもある丸木舟の人力移動には、前後2ヶ所で二重にしたシートベルトに単管パイプを差せば、男4人で担いでの移動も可能だ。


本来、このような重量物移動には、スリングという平べったい専用具を使うが、高価なのと重量物移動以外には用途が無いのが難点。


その点、シートベルトも平べったい形状だが、スリングより薄くて柔軟なので移動したい重量物にピッタリと馴染んでくれるので有難い。


これを応用すれば担架や負ぶい紐を作って怪我人の移動にも使えるが、ロープだと馴染みが悪いので滑って危険なこともある。

 

それに柔かくて色んな形状に馴染む特性は、人命救助や命綱として、身体に食い込みにくいという特性でもあり、威力を発揮する・・・と思う(笑)


スクラップ屋さんに行けば只で分けて貰えるが、それなりのお礼はしたい。


通常の車から取れるのは長さ2.3m程度の長さしかないので、俺は用途によって一重継ぎや舫結びなどで繋いだりしている。


シートベルトを多用途に使うために覚えておくと便利なロープワークは、簡単な順にクラブヒッチ・本結び・八の字結び・一重継ぎ・二重継ぎ・舫結び・・・。


一家に一本は用意したいサバイバル用品。
車には積んでおきたいエマージェンシーツール。
しかも廃物利用でエコロジー、そして只で入手可能という点が素晴らしい。


追記
残念なことに、このブログで紹介しているアイデアを無断でパクる人が過去にいました。

アイデアをシェアして頂く分には構いませんが、他のブログや雑誌でこのアイデアを紹介したい場合は、エチケットとしてご一報くださるようお願い致します。









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