連休が終わって、糸魚川駅北火災の支援ボランティアに一つの節目が来た。
県外市外のボランティアが少なくなり、今後は地元企業が社員をボランティア派遣するそうだ。
私も2週間近くボランティアに携わっており、随分と仕事から離れていたので連休明けから仕事に復帰。
同時に我が家に居候していた山さんも、次の被災地に旅立っていった・・・熊本だそうだ。
2週間も苦楽と寝食を共にした戦友だから、感慨ひとしお。
世話になったお礼だと言って、最後の晩ご飯は山さんが営業再開した料亭「鶴来家」の仕出し弁当を買って来てくれて、家族全員で食卓を囲む。
瓦礫撤去を公的資金で賄うことになったが、私が被災地で出会った人々には、年金暮らしの独り暮らしのお年寄りも多かった。
自己負担ゼロで更地にして貰っても、住宅再建は難しい人達・・・地域コミュイニティが崩壊していくだろう。
我々が現場を離れてから急激に天候が悪化して、被災地に雪が積もった。
被災者には厳しい季節。
春が待ち遠しい。
童謡「春よ来い」は、明治から昭和にかけて活躍した糸魚川出身の歌人・随筆家・良寛研究家の相馬御風(ソウマギョフウ)の作詞。
御風の自宅は現存しており、奇しくも今回の火災でギリギリ被災を免れている。
子供時代を雪国で過ごした経験のある人なら、この唄の歌詞にリアリティーを感じるだろう。
今年ほど、この唄が身に沁みる年はない。
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