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時代は「石橋湛山」を求める・・・自民党総裁選に思う

2024年09月17日 07時34分09秒 | 記録しておきたいヒト・モノ・本・映画
自民党総裁選のポスターに居並ぶ歴代総理のあつかいは、在任期間と認知度でえらんだそうだが、その選定条件と「時代は誰を求めるか?」のキャッチコピーは一致するのだろうか?
わたしならリベラル保守の石橋湛山のような総理大臣を求める。よくわからない人物で、さしもの半島一利さんの著作を読んでもわからない。
 
戦前の湛山は、世論とは真逆に帝国主義・ファシズム・海外覇権主義を批判して、「大日本主義」から軍縮と朝鮮半島・台湾の統治を放棄した道義的国家に舵をとり、国際協調を目指す「小日本主義」を訴えつづけたジャーナリストだった。
 
兵役時の湛山は社会主義者ではないかと上官に睨まれたが、やがて誠実な人道主義者と認められたほどの人格者であったようだが、よくも戦前戦中に堂々と軍部と国策を批判して抹殺されなかったものだと思う。
 
戦後は自民党から政界入りし、岸信介をやぶって55代内閣総理大臣に就任したが、脳梗塞に倒れて岸に総理の座を禅譲した在任65日の短期政権に終わった。
 
今でも党派をこえた国会議員の湛山研究会があると聞くが、なぜ戦時中に抹殺もされず、自民党の総裁になれたかを調べても、人物のスケールが大きすぎるのかよくわからない人だ。
 
ぶれない哲学と折れない心、そして保守と野党にも認められたバランス感覚と人間力。もし総裁選のポスターのど真ん中に湛山がいたなら、自民党もまんざらではないと思うのだが。
 
 
 


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