瓦礫の中に輪島漆器が災害関連ゴミとして処分されると聞き、後先考えずに「輪島漆器義援金プロジェクト」を始めたのが二月中旬
そのきっかけとなった最初のお宅の漆器を完売した義援金を、昨日やっと送金して一件落着。
7ヶ月かかったが、災害関連ゴミが二度に分けて送金するほどの義援金に生まれ変わったのだ。
冷たい海風に吹かれ、瓦礫に埋まっていた漆器の汚れを雨水で落としても半分以上は傷物だったり、塗りの悪いB級品とC級品だった。2月時点では断水していた。
通販に加え、こちらのお宅の漆器は京都の整体指導者の角南和宏さん、カフェを経営する定家さんが展示販売を担当してくれた。展示販売なら対面で傷物を割引販売しやすいが、通販だとB級品以下は状態を写真で確認してもらったり、何度かメールをやり取りするので心身ともに消耗した。
一次注文が殺到して休止していた通販は、お盆から再開して順調に売れている。多くの人が通販の再開を待っていてくれていたのだ。
現在は蔵に眠っていた綺麗な漆器ばかりなので、いちどに10万、20万円分も買ってくれる人も出てきた。
漆器を求めるということは能登を見捨てないぞという表明。
能登を再び襲った豪雨災害で神や仏はいないのかと意気消沈していたが、ごく普通の人の中にいたネ。
みなさんありがとう!
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