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モノありきから知恵と人の絆への回帰・・・災害サバイバルの基礎

2024年03月29日 07時40分49秒 | 災害(輪島漆器義援金プロジェクト・ボランティア・サバイバル)
ベトナムで古鍋を転用したコンロを見た時、生活の知恵と牧歌的な暮らし振りに、言いようもない憧憬を覚えた。
左下の水色の物体はなんとゴムホース利用の火吹き竹!昨今のアウトドアブームはモノありきだが、この方たちは知恵ありき。
 
昭和9年生まれのオヤジは中卒のサラリーマンであっても、生涯に二度も家を建てることができた。
 
最初の家は私が3歳の時で、親戚やボクシングの弟子たちが大勢あつまって屋根下地の木舞の釘を打ち、女衆は食事を用意して、宴会していたのを覚えている。人件費を抑えるためというより、助け合うのが昔からの習わしだったのだとうと思う。
 
人のつながりが濃厚で、がんばりさえすればなんとかなったのがオヤジの世代。
 
現代はどうだろうか?暮らしは便利に快適になったが、人のつながりは薄れ、気楽さも失われたように思う。
 
今どき、生涯に家を二度も建てられる人はどれだけいるだろう?能登の被災地に行くようになり、「オヤジよ、あんたの時代はよかった」と実感する。
 
 
 
 


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