温泉逍遥

思いつきで巡った各地の温泉(主に日帰り温泉)を写真と共に紹介します。取り上げるのは原則的に源泉掛け流しの温泉です。

ビーチリゾート・男一人旅 タイ・クラビ その1

2010年05月28日 | タイ
私の旅は基本的にいつも一人なので、なかなかリゾート地には縁がありません。ポツンと一人でリゾート地へ行ったところで、空しい思いをするのが容易に想像できるからです。でもそんな固定観念を取っ払って青い海と白い砂の自然に包まれてみたい願望もあり、先月の東南アジア旅行で敢えてビーチリゾート地への訪問を旅程に組み込んでみました。前回までの記事でも何度か触れていますが、その地はタイ南部のクラビ。なぜここを選んだのかといえば・・・
・温泉がある。私にとっては非常に重要!
・代表的リゾート地(プーケット等)に比べると知名度が低いので、派手さが少なそう(歓楽街的な賑やかさは避けたい)。
・現地在住の日本人の方が経営する旅行代理店がある
・それなりに交通の便が確保されている
といった理由が挙げられます。結果から言えば「行ってよかった!」の一言に尽きます。下手な文章を書き連ねてもその感動が伝わりにくいかと思いますので、現地で撮った写真を紹介して少しでも現地の自然の美しさをお伝えできれば幸甚です。


(1)宿泊先
今回の宿泊先として選んだのは、クラビで最も宿泊施設が集まるアオナンビーチのゴールデンビーチリゾートです。エクスペディアを通して予約することにより、定価よりもかなり安く済ませることができました。
アオナンビーチの東の端に位置しており、メインストリートから数百メートル入ったところにあるので、昼夜問わずとても静か。しかも目の前が砂浜なので、まるでプライベートビーチを擁しているかのようです。なお日本語は全く通じませんが、英語は問題なく通じ、対応もしっかりしていました。

 
左:敷地入口の様子
右:チェックイン時に供されたウェルカムドリンクとおしぼり。フロント側はまさか一人旅だとは思わなかったのでしょう、2つ出されました。

 
左:コテージタイプの部屋に泊まりました。
右:こんなデカいベッドに一人で泊まるなんて、とっても贅沢。というか無駄。室内はとても綺麗で手入れが行き届いています。バスタブ完備。

 
左:プールもありますが、なにしろ目の前が海なので使う機会はありませんでした。
右:海を眺めながらの朝食。一般的なバッフェ(種類はちょっと少なめかな)。頼めばスクランブルエッグをつくってくれます

 
日中出かけて部屋へ戻ってくると、ルームメイキングの人が交換したタオルに細工をしてくれました。しかも毎日形が違うので、部屋へ戻るたびに「今日はどんな形なのか」と楽しみになってきます(男一人旅には似つかわしくないかもしれませんが…)。ちなみに右側はゾウさんですね。

 
ホテル目の前のビーチ。アオナンビーチの東端に当たります。浜にデッキチェアを出すことが禁じられていたり、建造物は木を超える高さにしてはいけない、などという制限が設けられているため、あらゆる人工物は緑の中に消え、美しい自然の景色を楽しむことができます。私はまる1日何もしない日を設け、このビーチに寝っ転がって読書したりボケーっと頭を真っ白にしながら、のんびりとした時を過ごしました。
なお海の水も綺麗で遠浅ですが、底で砂が舞い上がっちゃうので大して透明度はありません。


アオナン地区のメインストリート。宿泊施設の他、レストランや旅行代理店・お土産などがズラっと並んでいます。コンビニも数軒ある他、画面奥のほうにはマクドナルドやスタバが、左手にはハーゲンダッツやバーガーキングが営業しており、両替商や銀行ATMもたくさんあるので、普段は都市生活にどっぷり漬かっている方でも、滞在中は不便さを感じずに過ごせるかと思います。


(2)4島アイランドホッピングツアー
ホテルの前のビーチでのんびりするのもいいのですが、せっかくなので現地ツアーに参加してクラビならではの海の美しさを楽しむことにしました。まずはクラビ周辺に浮かぶ島を巡るツアーです。この辺りは石灰岩の浸食による独特な地形が特徴的で、至るところで奇岩がそそり立ち、それと青い海が組み合わさって不思議な光景を作り出しています。

 
左:朝8時半にホテルにてピックアップ。一旦ツアーの催行会社の前に集められ、そこで受付を済ませます。
右:この日は画像のスピードボートに乗り込みます。参加者18人。客を船内に隙間なくギッシリ詰め込んで出航。

  
まずポダ島へ。良い天気で気分爽快。そのかわり日差しが強いので日焼け止めをしっかり塗ります。ここで30分ほど自由時間。海にパンを投げると小さい魚が一斉に集まってきて楽しい。

 
次に向かうはチキン島。鶏の頭のような形をしているのが名前の由来。言われてみればそのように見えるかも。この島でランチをとったあと、歩いてタップ島へ。チキン島からタップ島へは砂洲で繋がっています。しっかり潮が引けば濡れることなくタップ島へ渡れますが、この時は潮の引きがいまいちで、お臍のあたりまで海水に漬かってしまいました。
タップ島にはタイの国内観光者や欧米人観光客双方ともにたくさん集まっており、人が多くてあまりゆったりできませんでした。

 
タップ島を出発してしばらくするとシュノーケリングの時間。海の中にはたくさんの熱帯魚が泳いでおり、その姿を追いかけているとつい時間を忘れて飽きることがありません。でも透明度はそれほどでもないので、その点はあまり期待しないほうがいいかも。
最後の訪問地はプラナンケーブビーチ。海に鍾乳石が垂れ下がる石灰岩ならではの独特な景観です。ここでも1時間ほど自由時間がとられました。その間、泳いだり寝転んだり…。ビーチにいるのは欧米人ばかり。辺りを見回しても東アジア人は私一人だけ。おかげで変な気兼ねをせずに済みました。



(3)ピピ島スピードボートツアー


翌日、4島ツアーよりも更に美しい光景が楽しめるというピピ島ツアーに参加しました。催行会社は昨日と同じですが、人気ツアーだけあり参加者も30人以上はいるため、昨日よりも一まわり大きなボートに乗船します。

 
まずは無人島であるバンブー島に上陸。海は紺碧な空の色をそのまま映し、広がる砂浜は見事なまでに真っ白。青と白の見事なコントラストです。ちょっと波がありましたが、海の美しさに誘われ、集合時間まで泳ぎ続けてしまいました。

 
バイキングケイブというところ。名前から察するに、きっと昔、洞窟に海賊が潜んでいたのかもしれません。この洞窟には古代人が描いたという壁画があるそうなのですが、目を凝らして見ても何が何だかさっぱりわからず…。

 
ボートは入り江を進んでゆく。おそらくロサマベイという湾。船上からの景色も十分美しいが…

   
シュノーケルをつけて海へ入ったら、そこはまるで魚の楽園。エメラルドグリーンの海は透明度抜群、スズメダイなど夥しい熱帯魚の群れに囲まれました。いつまでも潜っていたい!

 
続いてはマヤベイに上陸。ここはレオナルド・ディカプリオ主演の映画の舞台になったらしいのですが、私はその作品を観ていないのでいまいちピンときません。絵になる綺麗な景色には違いありませんが、とにかく人が多くて興醒め。

 
こちらはモンキーベイ。その名の通り、湾の砂浜には野生のサルが棲息しています。といっても観光客慣れしており、この時は誰かが与えたスイカを食べたり、投げ捨てられたペプシの飲み残しを飲んだりと、ちっとも野生らしくない…。

 
ランチのためピピ・ドン島に上陸。ここは界隈の一大観光拠点であり、クラビやプーケットに近いため、観光客が多く集まります。細い路地には所狭しと飲食店や土産物屋が軒を連ね、リゾートホテルからゲストハウスまで宿泊施設もいろいろ。

 
左:島内を歩いていたら、こんな可愛らしいポストを発見。
右:お店や施設が集まる一帯は島が細くくびれているところで、歩いてすぐに船着き場とは逆側の海岸へ行くことができます。そこは干潟になっていました。

 
ピピ・ドン島を出発し、クラビ方向へ戻る途中で本日2回目のシュノーケリングタイム。でも折悪く急に空が描き曇り、俄然暗くなって雨が降り出してしまい、おかげで海の中はあまり明るくなく、透明度もいまひとつな状況になってしまいました。でも魚たちの多さは文句なし。
天候回復が望めないので、これにて本日のツアーは終了。約40分ボートを全速力で進ませてクラビのアオナンへと帰りました。



このネタは、あともうちょっとだけ続きます(その2へ)





コメント
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