10月2日(火)晴れ
先日所用で出かけた時のこと。
乗り換えのため地下道を歩いていると何やら配ってる。
余談であるが、我が家には「タダでもらえるものは必ずもらうこと」という家訓がある。
家長である夫は、たとえそれがティッシュであろうと必ずもらい、
後ろを歩く妻ももらったかどうか、きっ!と振り返りチェックする。
そして、もらうタイミングを逸した妻を見てはため息をつく。
ゆえに、妻は一人で歩いてる時も、無料配布の人を見つけると、夫がどこからか見てるような強迫観念にかられ、
吸い寄せられるように近づくことになる。
東京に出てくるまでは、こんなにいろんなとこでいろんなものを配るという状況に遭遇しなかったので
「ただでもらう」ということにすごく緊張した。(たかがティッシュでも)
そんなワタクシも、在京8年。
すっかり東京人であるからして、今回もすーーーっと近寄っていった。
配ってるものは・・・どうやらペンのようだ。
どんどん配り、どんどんもらって去っていく。
その流れに乗ってワタクシも手を差し出しゲット。
しかし、なぜか配ってる若い男性が付いてきて・・・
なんと「おかあさん!PASMOかSuica使ってますか?」
は?おかあさん?今、あなた、ワタクシをおかあさんと呼びましたか。
動揺を隠しつつ「PASMO使ってます」
おにいちゃん「今、いいカードが出来たんですよ!」
おかあさん「じゃあ帰りに聞くわ。今、ちょっと急いでるの。」
おにいちゃん「8時までやってますから!」
ってな会話をして立ち去った後も、「おかあさん」と呼ばれた動揺がおさまらない。
そもそもなぜ「おかあさん」って呼ばなきゃいけない?
「奥さん」と呼んで「奥さんじゃないわ!」と言われるかもしれないから?
「おばさん」と呼んで「おばさん呼ばわりしないでっ!」
「おねえさん」とは口が裂けても呼べないか・・・
「おばあさん」と呼んで、振り返る女性はめったにいない?
でも、だからって「おかあさん」って・・・
乗った電車の中で、もらったボールペンのペン先をカチャカチャ出したりしまったりしながら
複雑な気持ちをもてあましていた。
結婚して、近所の子どもたちから「おばちゃん」と呼ばれて軽くショックを受けた20代後半。
あれから20年。
見知らぬ若い男性に「おかあさん」と呼ばれて軽くショックを受けた40代後半。
秋風が身に沁みました。
今日の朝日新聞文化面に「朝日歌壇『番外地』」
毎週月曜日に掲載される朝日歌壇投稿歌の中から、選外ながらユーモアたっぷりの秀歌を年に一度紹介するコーナーである。
*衣更(ころもがえ) 昔の彼のハンカチが ひょっこり出てきて 雑巾にする
とか、くすっと笑える歌が10首ほど掲載されている。
何年か前の「番外地」の歌を思い出す。
*おばさんは おばさんなれど おばさんに おばさんなんて いわれたくなし
ワタクシの中で、この歌は何年経っても忘れられない歌である。
先日所用で出かけた時のこと。
乗り換えのため地下道を歩いていると何やら配ってる。
余談であるが、我が家には「タダでもらえるものは必ずもらうこと」という家訓がある。
家長である夫は、たとえそれがティッシュであろうと必ずもらい、
後ろを歩く妻ももらったかどうか、きっ!と振り返りチェックする。
そして、もらうタイミングを逸した妻を見てはため息をつく。
ゆえに、妻は一人で歩いてる時も、無料配布の人を見つけると、夫がどこからか見てるような強迫観念にかられ、
吸い寄せられるように近づくことになる。
東京に出てくるまでは、こんなにいろんなとこでいろんなものを配るという状況に遭遇しなかったので
「ただでもらう」ということにすごく緊張した。(たかがティッシュでも)
そんなワタクシも、在京8年。
すっかり東京人であるからして、今回もすーーーっと近寄っていった。
配ってるものは・・・どうやらペンのようだ。
どんどん配り、どんどんもらって去っていく。
その流れに乗ってワタクシも手を差し出しゲット。
しかし、なぜか配ってる若い男性が付いてきて・・・
なんと「おかあさん!PASMOかSuica使ってますか?」
は?おかあさん?今、あなた、ワタクシをおかあさんと呼びましたか。
動揺を隠しつつ「PASMO使ってます」
おにいちゃん「今、いいカードが出来たんですよ!」
おかあさん「じゃあ帰りに聞くわ。今、ちょっと急いでるの。」
おにいちゃん「8時までやってますから!」
ってな会話をして立ち去った後も、「おかあさん」と呼ばれた動揺がおさまらない。
そもそもなぜ「おかあさん」って呼ばなきゃいけない?
「奥さん」と呼んで「奥さんじゃないわ!」と言われるかもしれないから?
「おばさん」と呼んで「おばさん呼ばわりしないでっ!」
「おねえさん」とは口が裂けても呼べないか・・・
「おばあさん」と呼んで、振り返る女性はめったにいない?
でも、だからって「おかあさん」って・・・
乗った電車の中で、もらったボールペンのペン先をカチャカチャ出したりしまったりしながら
複雑な気持ちをもてあましていた。
結婚して、近所の子どもたちから「おばちゃん」と呼ばれて軽くショックを受けた20代後半。
あれから20年。
見知らぬ若い男性に「おかあさん」と呼ばれて軽くショックを受けた40代後半。
秋風が身に沁みました。
今日の朝日新聞文化面に「朝日歌壇『番外地』」
毎週月曜日に掲載される朝日歌壇投稿歌の中から、選外ながらユーモアたっぷりの秀歌を年に一度紹介するコーナーである。
*衣更(ころもがえ) 昔の彼のハンカチが ひょっこり出てきて 雑巾にする
とか、くすっと笑える歌が10首ほど掲載されている。
何年か前の「番外地」の歌を思い出す。
*おばさんは おばさんなれど おばさんに おばさんなんて いわれたくなし
ワタクシの中で、この歌は何年経っても忘れられない歌である。