peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

椿「津川絞(つがわしぼり)」

2008年01月27日 | Weblog
「世界の椿館・碁石」のツバキ(椿)「津川絞(つがわしぼり)」
 2008年1月17日



2008年1月17日(木)、大船渡市末崎町字大浜にある「世界の椿館・
碁石」の大温室に、鉢植えにされた「津川絞(つがわしぼり)」とい
う名の椿が展示されていました。


椿「津川絞(つがわしぼり)」Camellia japonica'Tsugawa-shibori'
誠文堂新光社発行「日本ツバキ・サザンカ名鑑」(日本ツバキ協会
・編)には、下記の通り記載されています。
 津川絞(つがわしぼり)Tsugawa-shibori 新潟 [花]淡桃地に紅の
縦絞りの千重、ときには列弁咲き、肉厚で細長い、中輪、3~4月咲
き。[葉]楕円、中形、やや波曲、反曲。[樹]横張り性。[来歴]積川
町広沢の民家の栽培種。1968年に武田薬品研究所の命名・発表。

シマオオタニワタリ「アビス」

2008年01月27日 | Weblog
岩手県立花きセンターのシマオオタニワタリ「アビス」
 2007年12月21日



2007年12月21日(金)、金ケ崎町六原にある「岩手県立花きセンター」
の本館がある方にある「研修温室」に、「オオタニワタリ・アビス」と
いう名の植物が植えてありました。
名札には、「オオタニワタリ(アビス)Neottopteris nidus.cv."Avis"
チャセンシダ科 オオタニワタリ属」と書かれていました。


一般にチャセンシダ属(Asplenium)として分類されるが、そのうちで、
単葉で葉脈が葉の周辺の連結脈ですべてつながっているものを「オオタ
ニワタリ属(Neottopteris)という。日本および近接地域の2種がよく知
られている。
シマオオタニワタリ・アビス(Neottopteris nidus cv.'Avis')
日本では、種子島以南の琉球列島と小笠原に原生する「シマオオタニ
ワタリ」の園芸品種。「シマオオタニワタリ」の葉は単葉全縁で、胞子
嚢群は脈に沿って密に平行して並び、葉幅の2分の1以内につく。葉姿は
原種によく似ているが、葉は短く広葉で、株元に近い部分は極端に狭い。
全体に光沢のある緑色で、やわらかい感じがする。
「アビス」は葉が短く幅広でやや立ち葉のため、葉姿がよく鉢物として
多く栽培される。「シマオオタニワタリ」も大型の鉢物として栽培され
る。
オオタニワタリ(Neottopteris antiqum)
台湾より南(東南アジア熱帯雨林気候区)原産。樹上や岩石などに着生
する多年生シダで、根茎は塊状で放射状に多数の単葉を出す。葉は革質
で長さ40~100cmぐらいになる。耐寒性もあるが、高温多湿半陰であれ
ば良く生育する。室内でも充分生育するが、カイガラムシ、ナメクジに
注意する。他に「シマオオタニワタリ」がある。

小正月告げる「成り木」と「粟穂稗穂」

2008年01月27日 | Weblog
小正月告げる「成り木」と「粟穂稗穂」
~一関市田村町の赤塚さん方 2008年1月26日




2008年1月26日(土)、妻の知人である一関市田村町の赤塚喜恵子さん
(71歳)宅を訪れました。この家の庭先に、”小正月の風物詩である
「成り木」と「粟穂稗穂(あわぼひえぼ)」合わせて3本が立ち、家人や
訪れる人たちに地域に残る豊かな風習を伝えている。”と1月9日付地元
紙「岩手日日」に載ったからです。
”成り木は、この地方で別名「きんこまんこならす」ともいわれ、長さ
30cmほどに切った木の皮をむいたものと、先を花びらのように削った削
花(けずりばな)を、栗の木に成らす厄除け。粟穂稗穂は、皮をむいた
木を粟穂、皮つきの木を稗穂とし、割竹に刺してたわわに実った粟や稗
に見立て、豊作を祈る行事。
 赤塚さんは「日本の季節の特徴や豊かさがよく感じられ、毎年楽しん
でいる」と語る。”(以上「岩手日日」より転載)