peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

オオホウカンボク(大宝冠木)

2008年01月29日 | Weblog
岩手県立花きセンターの「オオホウカンボク(大宝冠木)」
 2007年12月21日



2007年12月21日(金)、金ケ崎町六原にある「岩手県立花きセンター」
の「花の館」温室に、「オオホウカンボク(大宝冠木)」という木が植
えてありました。国内では大変珍しい植物だそうで、若葉と思われる大
きい葉が垂れ下がっていたのですが、花や蕾は見当たりませんでした。

名札には「オオホウカンボク(大宝冠木)マメ科 ブラウネア属
brownea grandiceps acq. 分布:ベネズエラ 近縁の宝冠木より花は大
きい。花はシャクナゲ状で濃桃~赤色」と書かれていました。

花は、小さな花が70~100個集まって「くす玉」のようになって、朱赤色
の花をいっぱい咲かせるそうです。「一つの花の見頃は2~3日と短いので、
豪華な花に遭遇するのはとても幸運だといえます。」

「オオホウカンボク(大宝冠木)」の花の画像は、下記のWEBサイトに
素晴らしい画像が掲載されています。
http://www.botanic.jp/plants-aa/oohoka.htm
[shu(^^)Homepage,オオホウカンボク(Brownea grandiceps)]
http://blogs.yahoo.co.jp/benchi52/15366207.html
[オオホウカンボクー神代植物公園の樹木ーyahoo!ブログ]



オオホウカンボク(大宝冠)ジャケツイバラ科 ブラウネア属
Brownea grandiceps
ベネズエラ原産の常緑高樹。中央アメリカから南アメリカ北部に分布。
成長は遅く、高さは通常3~8m程度だが、場所によっては20mにも達す
るという。葉は偶数羽状複葉で、長楕円形の小葉が5~14対つく。若葉
は褐色を帯び、淡いピンクや緑白色の斑がある。葉腋から花梗を伸ばし、
くす玉のような花序に小さな朱赤色の花を100個ほども集まって咲かせる。
この集合花の直径は約12cmほどもある。花は周辺から咲きはじめ、中央
部まで順次開花する。花の姿がバラを思わせることから、別名(英名)は
Rose of Venezuela(ベネズエラのバラ),Scarrlet flame bean。

果実は莢果で、長さ25cmほどになる。 和名は、豪華な花が「宝冠」の
ように見えることから。
ブラウネア(Brownea)属は熱帯アメリカや西インド諸島に約30種が
知られる。常緑の高木または低木。葉は偶数羽状、幼時は柔軟、やや
多肉性。時を経ると葉縁が外方に巻く。花は紅色、腋生、房状に下垂する。

「ホウカンボク(宝冠木)Brownea coccinea」は、ヴェネズェラ(ア
メリカ熱帯雨林気候区)原産の常緑低木で、庭園樹や街路樹として利用
される。高さは3~5mになる。葉は3~4対、偶数羽状複葉、新芽は軟葉、
長楕円形、尖頭。腋生の房状球形花序、花は光沢ある緋紅色。
開花期7~8月。半日陰を好む。

椿「蝶千鳥(ちょうちどり)」

2008年01月29日 | Weblog
「世界の椿館・碁石」のツバキ(椿)「蝶千鳥(ちょうちどり)」
 2008年1月17日




2008年1月17日(木)、大船渡市末崎町字大浜にある「世界の椿館・
碁石」の大温室で、鉢植えの「蝶千鳥(ちょうちどり)」という名の
椿が、白色の一重でラッパ咲きの花を咲かせていました。



椿「蝶千鳥(ちょうちどり)」ツバキ科 ツバキ属
Camellia japonica'Chochidori'
誠文堂新光社発行「日本ツバキ・サザンカ名鑑」(日本ツバキ協会・編)
には、下記の通り記載されています。
 蝶千鳥(ちょうちどり)Chochidori 江戸 [花]白色の一重、ラッパ咲き、
筒しべ、中輪、3~4月咲き。[葉]長楕円、中形。[樹]立性、強い。[来歴]
1859年の「椿伊呂波名寄色附」に載る。