peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

ビヨウヤナギ(美容柳)

2008年07月17日 | Weblog
一関市青葉町&幸町のビヨウヤナギ(美容柳)
 2008年7月15日




2008年7月15日(火)、国道284号線が通る一関市青葉町と幸町の住宅街
を歩いてみました。「ビヨウヤナギ(美容柳)」が長い雄しべがよく目
立つ鮮黄色の花を咲かせていました。







ビヨウヤナギ(美容柳)
オトギリソウ科 オトギリソウ(ヒペリカム)属
Hypericum monogynum(=chinense)
中国南東部原産の半常緑低木。わが国では最も普通に栽培されている。
和名の「美容柳」は葉が柳に似ていて、花が美しいことにゆらいすると
言われる。「未央柳」とも書く。公園や庭などによく植えられている。

高さは50~100cmほどで、根元から細い枝を多数出して株立ちする。葉
は無柄で対生し、長さ4~8cmの長楕円状披針形。表面は淡緑色で全縁、
質は薄い。裏面は白っぽく、油点がある。

6~7月、枝先に長い雄しべが目立つ黄色の花をつける。花は直径4~6
㎝。花弁は5枚。雄しべは多数あり、5つの束に分かれている。

同属のキンシバイ(金糸梅)に似ているが、キンシバイより花も葉も
大きく、長い雄しべがよく目立つ。キンシバイの雄しべは普通花弁より
短い。
[栽培]強健なため容易。繁殖は挿木、株分け。[花期]6~7月に大輪花を
連続的に咲かせる。
オトギリソウ(ヒペリカム)属 Hypericum
世界的に450種以上が分布する低木、高木、草本で、落葉または常緑。
日本にも代表種のオトギリソウH.erectumが自生。庭園、鉢物材料とし
て多用される種が多い。

キキョウ(桔梗) 2008年7月15日

2008年07月17日 | Weblog
一関市青葉町&幸町のキキョウ(桔梗)
 2008年7月15日







2008年7月15日(火)、国道284号線を挟んだ一関市青葉町と幸町の
住宅地を歩いて花の写真を撮りました。紫色と白色のキキョウ(桔
梗)の花が咲いていました。










キキョウ(桔梗)キキョウ科 キキョウ(プラティコドン)属
Platycodon grandiflorus
日本から中国北部に分布する1属1種の多年草で、日当たりのよい山地
や丘陵の草原に自生する。観賞用に古くから庭などに植えられている。
切り花や鉢植えとしてもよく利用され、促成栽培も行なわれており、
園芸品種も多い。園芸品種には、「五月雨cv.samidare」や「シロフタ
エギキョウcv.Shirofutaegikyou」などがある。

秋の七草のひとつに数えられている「アサガオ(朝貌)」はキキョウ
のことだと言われている。(平安時代の記録にキキョウの古名と推定さ
れる阿佐加保や阿利乃比布岐、乎加止止岐などの名前があるという)
野生のものは全国的に少なくなっている。

 和名は、日本に古名があったが、漢名の「桔梗(きちこう)」を用い
たもので、「きちこう」から「キキョウ」に変化したとのこと。

根は太く多肉質で薬用(毒虫治療、胃腸薬、中耳炎の薬、痰切り剤)
に利用される。高さは40~100cmほどになり、茎を傷つけると白い乳液
が出る。葉は互生し、長さ5cm内外の狭卵形で柄はなく、先は尖り、
縁には細かい鋸歯がある。裏面は白っぽい。

花期は6~9月。花は茎先に咲く。直径4~6cmで、先が5裂した鐘形。
色は青紫色のほか、白やピンクがあり、二重咲きや矮性の品種もある。

花の中心にある5本の黄色の棒が雄しべ。咲き始めは、花粉のつい
た雄しべは中央の花柱にくっついたまま。花柱に花粉をつけ終わる
と、雄しべは花柱から離れてしなびる。花柱の花粉が昆虫などに持
ち去られると、花柱の先が5裂して柱頭[花粉を受ける雌しべの一部]
が現われる。
 分布:北海道、本州、四国、九州、中国
[栽培]繁殖は株分けか種子による。[花期]6~9月。

キキョウ(桔梗)

2008年07月17日 | Weblog
大船渡市碁石のキキョウ(桔梗) 2007年7月25日






2007年7/25(水)、妻と2人で大船渡の碁石海岸に行ってきました。
妻は腰を痛めたため歩けないというので、道路脇の公衆トイレがある
木陰の涼しい所に車を置いて「碁石岬展望台」目指して1人で歩き出
しました。えびす浜観光船発着場が見えます。

道路脇の方角板に従って、「えびす浜碁石岬」方面へ歩いて行った
ら、お食事処「岬(みさき)」があり、その先に「えびす浜観光船
のりば」がありました。また、すぐ近くには立派なえびす浜公衆トイ
レもできていました。




道路脇にある民家の庭で「キキョウ(桔梗)」が今を盛りと
咲いていました。八重咲きのものや白花のものもありました。






大船渡市碁石のキキョウ(桔梗)白花種 2007年7月25日



大船渡市碁石のキキョウ(桔梗)青紫色八重咲き種 2007年7月25日



一関市東山町のキキョウ(桔梗) 2006年7月12日



2006年7/12(水)、一関市東山町長坂の住宅団地の中にある民家
の庭に植えてある「キキョウ(桔梗)」が早くも花を咲かせていま
した。



キキョウ(桔梗)キキョウ科 キキョウ属
 Platycodon grandiflorum
日当たりのよい山地や丘陵の草地に自生する多年草。花を観賞
するほか、根を薬用(毒虫治療、胃腸薬、中耳炎の薬、痰切り
剤)にするために古くから栽培もされてきており、園芸品種も
多い。異論もあるが、「秋の七草」のひとつに数えられている
「アサガオ(朝貌)」は、キキョウだといわれている。
 別名:キチコウ(桔梗)、アリノヒフキ(蟻の火吹き)。

高さは40~100cmになり、茎を傷つけると白い乳液が出る。葉は
茎に互生し、長さ5cm内外の狭卵形で柄はなく、先は尖り、縁に
は細かい鋸歯がある。裏面は白っぽい。

6~9月にかけて茎先に直径4~5cmで先が5裂した鐘形で青紫色の花
を咲かせる。花の中心にある5本の黄色の棒が雄しべ。咲き始めは、
花粉がついた雄しべは中央の花柱にくっついたまま。花柱に花粉を
つけ終わると、雄しべは花柱から離れて萎びる。花柱の花粉が昆虫
などに持ち去られると、花柱の先が5裂して柱頭[花粉を受ける、雌
しべの一部]が現れる。

 園芸品種は紫のほかに白やピンクもあり、また八重咲きもある。

分布:北海道、本州、四国、九州。 但し、野生のものは全国的
に少なくなっている。

平安時代に「キキョウ」の古名と推定される「阿佐加保(あさが
ほ)」「阿利乃比布岐(ありのひふき)」「乎加止止岐(あかと
とき)」などの名前があった。「阿佐加保」と「乎加止止岐」に
ついては異説もあるが、「阿利乃比布岐」はキキョウの古名とし
て反対意見はないという。
これらの日本古来の和名があるのに、漢名が「桔梗」であること
が広まった結果、音読みの「桔梗(きちこう)」から「きっきゃ
う」「ききょう」と変化していったという。