peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

ヒメアジサイ(姫紫陽花)

2008年07月08日 | Weblog
みちのくあじさい園のヒメアジサイ(姫紫陽花)
 2008年7月1日




2008年7月1日(火)、一関市舞川字原沢111にある「みちのくあじさい園」
に行ってきました。出入口の管理棟から広い道を真っ直ぐに100mほど下っ
た所に「あじさい山荘」がありますが、その付近に「ヒメアジサイ(姫紫
陽花)」が花を咲かせていました。まだ少し早かったようで、蕾の状態の
ものがほとんどでしたが、目の覚めるほど澄んだスカイブルーでした。





ヒメアジサイ(姫紫陽花)
アジサイ科 アジサイ(ハイドランジア)属
Hydrangea macrophylla serrata
アジサイの分類は難しくて研究者の間でも諸説あるという。1929年に
牧野富太郎博士が、花が優美という意味で名付けた「ヒメアジサイ」
は、葉に光沢がない大型のテマリで瑠璃色が美しいアジサイである。
かなり昔からあったアジサイで、ホンアジサイと並ぶ日本固有の2大
アジサイといえるが、昔の日本人は誰もエゾアジサイと区別してこな
かったようだという。ヒメアジサイはエゾアジサイと比較すると格段
に丈夫で、どこでも育って開花するとのこと。

日本からイギリスに導入されて改良され、瑠璃色が美しいので「ロゼ
ア」と命名され、改良種の元になった品種ではないかとされている。

コマツナギ(駒繋ぎ)

2008年07月08日 | Weblog
一関市孤禅寺のコマツナギ(駒繋ぎ)
 2008年7月8日






2008年7月8日(火)、一関市孤禅寺字大平にある岩手県立磐井病院に
行きました。岩手県立南光病院と併設されており、巨大な建物と広大
な駐車場があります。
この日は、建物の裏側に行ってみました。雨水を一時的に貯めておく
池があり、アジサイ(紫陽花)などが植えてありました。また、斜面
には、土手崩落防止のために植栽されたものと思われる「コマツナギ
(駒繋ぎ)」が花を咲かせていました。






コマツナギ(駒繋ぎ)マメ科 コマツナギ属
Indigofera pseudo-tinctoria
野原や川の土手、道ばた、海岸などの日当たりのよい乾いた所
に生える草本状(草のように見える)の小低木。高さは60~90㎝。
葉は奇数羽状複葉で互生する。小葉は3~6対あり、長さ1㎝ほど
の長楕円形。
和名は、根や茎が馬を繋いでおいても抜けないぐらい丈夫なこと
に由来する。

7~9月、葉のつけ根から総状花序を出し、紅紫色で長さ約5㎜の
蝶形花を多数つける。花は下から咲き上がる。
豆果は長さ約3㎝の円筒形で、熟すと黒くなる。
 分布:本州、四国、九州

アジサイ(紫陽花)

2008年07月08日 | Weblog
一関市孤禅寺のアジサイ(紫陽花)
 2008年7月2日







2008年7月2日(水)、一関市孤禅寺字大平の広い道路のそばにある
農家の庭先で、「アジサイ(紫陽花)」が今を盛りと咲いていまし
た。







平泉郷土館のアジサイ(紫陽花)
 2007年6月24日







2007年6/24(日)、平泉メビウスの会(代表世話人・阿部慶元)
の第41回自然観察会が、9~15時の予定で、一関市厳美町真湯地
区で行われました。いつもは妻と2人で参加するのですが、今回
は都合により、私だけ参加しました。
集合場所の平泉郷土館に行くと、道路側の堰のそばに植えられ
たアジサイ(紫陽花)が花を咲かせていました。

6/22(金)付地元紙「岩手日日」には”仙台管区気象台は、21
日、岩手県を含む東北地方北部が梅雨入りしたとみられると発表
した。昨年より6日、平年より9日いずれも遅い梅雨入りで、向こ
う1週間は梅雨前線や気圧の谷の影響で曇りがちとなり、雨の降る
日もあるとしている。”と記載されていたが、22日は朝から時折
雨が降る空模様だったものの、23日も24日も雨は降ってません。








一関市のアジサイ(紫陽花) 2006年7月3日


一関地方の「アジサイ(紫陽花)」の開花は、例年に比べて
7~10日も遅れていると言われていますが、7月に入って見頃を
迎えているようです。








アジサイ(紫陽花)アジサイ科 アジサイ属
 Hydrangea macrophylla f.macrophylla
「ガクアジサイ(額紫陽花)」を母種として日本で生まれた
園芸品種で、ガクアジサイの両性花が全て装飾花に変化した
もの。古くから庭園や公園に植えられ、鉢植えなどでも栽培さ
れている。

「セイヨウアジサイ(西洋紫陽花)」に対して、「在来アジサ
イ(紫陽花)」とも呼ばれる。

落葉低木で高さは1~2m。葉は有柄で対生し、長さ10~20cm
の卵形~広卵形の濃緑色で厚く、先は急に尖る。表面は光沢が
ある。

6~7月、枝先に球状の大型の散房花序をつけ、密に多数の花
を開く。花はほとんどが直径1~4cmの装飾花よりなる。4~5
枚の花弁のように見えるのは「萼片」で、花弁はごく小さく
4~5個ある。

基本の花色は淡い青紫色だが、園芸種は青紫、紅紫、赤、桃、
青、白など花色も豊富。本種は自生の品種とされるが、現在
は自生していないという。祖先はガクアジサイと同一種との
こと。

「セイヨウアジサイ(西洋紫陽花)」は、中国からイギリス
へ渡った結実するアジサイをもとにして作り出され田園芸品
種で、学名のまま「ハイドランジア」とも呼ばれる。
花の形も丈もアジサイに似ているが、装飾花の大きさ、形、
色とも変化に富み、ガクアジサイと交雑したものも多いという。

花の色が緑から青紫色、紅色と変化するので「七変化(しち
へんげ)」ともいう。果実はほとんどできない。