青森県尻屋崎灯台付近の
キリンソウ(麒麟草/黄輪草) 2008年7月20日









尻屋崎灯台の周辺にはいろいろな石碑が建てられていますが、下の画像は、尻屋崎灯台100周年記念碑

2008年7月20日(日)、青森県下北郡東通村大字尻屋字尻屋崎にある
尻屋崎灯台などを見るために尻屋崎に行きました。ここは、15年ほど
前に見たのですが、立派な道路や公共駐車場&トイレができていたり
して思いを新たにしました。
駐車場に車を置いて尻屋崎灯台の近くまで歩いてみました。「寒立
馬(かんだちめ)」と呼ばれている馬が放牧されているので、灯台周
辺の草はほとんど食われてしまっていましたが、キリンソウ(麒麟草)
は馬も食わないのでしょう黄色い花を咲かせていました。





尻屋崎灯台付近に生えているキリンソウ(麒麟草)
尻屋崎灯台は、津軽海峡と太平洋の波がぶつかりあう所に建って
いますが、津軽海峡側の台地の斜面にびっしりとキリンソウ(麒麟
草)が群生して花を咲かせていました。








キリンソウ(麒麟草)ベンケイソウ科 マンネングサ(セダム)属
Sedum aizoon var.floribundum(フロリブンドゥム)
北海道~九州の山地の林縁、岩上や草原、海岸などに自生する多肉
の多年草。地下に太い根茎があり、そこから多数の花茎を束生する。
花茎は1年生で長さ10~50cm、径2~3mm、直立または斜上し、多くの
葉を互生する。葉は肉質で葉柄はなく、長さ2~7cm、幅8~20mm、先
はやや丸くへら状で、上半部に浅い鋸歯がある。(分布が広いため、
花茎の長さ、葉形や大きさ、花の大きさなどに個体差がある。)
花期は5~7月、花茎の先に小さな黄色の花を沢山咲かせる。花は両
性花で、ガク片は5個、花弁は5枚で長さ6~7mm、雄しべは10本、雌し
べは5個で長さ5~7mmある。雄しべの裂開前の葯はふつう黄色だが、
赤いものもある。袋果は5個が星形に並び、内に多数の種子ができる。
和名の「麒麟草」については、黄色い花が多数集まって咲くので、
「黄輪草」の名がついたと言われるが、「麒麟草」と書くことも多く、
由来はよくわかっていないとのこと。
分布:北海道~九州、朝鮮半島、中国、シベリア東部。
[増殖]株分け、挿し芽、葉挿し、実生ができるが、簡単に殖やせる
挿し芽、葉挿しが一般的とのこと。
マンネングサ属の仲間には、ホソバキリンソウ、ヒメキリンソウ、
タカネマンネングサ、ヒメレンゲなど日本に30種以上知られており、
海外種も多く導入されている。ホソバイワベンケイやイワベンケイ
はイワベンケイ属とされている。なお、この2つの属を「マンネング
サ亜科」としたり、「マンネングサ属」としてまとめることもある。
キリンソウ(麒麟草/黄輪草) 2008年7月20日









尻屋崎灯台の周辺にはいろいろな石碑が建てられていますが、下の画像は、尻屋崎灯台100周年記念碑

2008年7月20日(日)、青森県下北郡東通村大字尻屋字尻屋崎にある
尻屋崎灯台などを見るために尻屋崎に行きました。ここは、15年ほど
前に見たのですが、立派な道路や公共駐車場&トイレができていたり
して思いを新たにしました。
駐車場に車を置いて尻屋崎灯台の近くまで歩いてみました。「寒立
馬(かんだちめ)」と呼ばれている馬が放牧されているので、灯台周
辺の草はほとんど食われてしまっていましたが、キリンソウ(麒麟草)
は馬も食わないのでしょう黄色い花を咲かせていました。





尻屋崎灯台付近に生えているキリンソウ(麒麟草)
尻屋崎灯台は、津軽海峡と太平洋の波がぶつかりあう所に建って
いますが、津軽海峡側の台地の斜面にびっしりとキリンソウ(麒麟
草)が群生して花を咲かせていました。








キリンソウ(麒麟草)ベンケイソウ科 マンネングサ(セダム)属
Sedum aizoon var.floribundum(フロリブンドゥム)
北海道~九州の山地の林縁、岩上や草原、海岸などに自生する多肉
の多年草。地下に太い根茎があり、そこから多数の花茎を束生する。
花茎は1年生で長さ10~50cm、径2~3mm、直立または斜上し、多くの
葉を互生する。葉は肉質で葉柄はなく、長さ2~7cm、幅8~20mm、先
はやや丸くへら状で、上半部に浅い鋸歯がある。(分布が広いため、
花茎の長さ、葉形や大きさ、花の大きさなどに個体差がある。)
花期は5~7月、花茎の先に小さな黄色の花を沢山咲かせる。花は両
性花で、ガク片は5個、花弁は5枚で長さ6~7mm、雄しべは10本、雌し
べは5個で長さ5~7mmある。雄しべの裂開前の葯はふつう黄色だが、
赤いものもある。袋果は5個が星形に並び、内に多数の種子ができる。
和名の「麒麟草」については、黄色い花が多数集まって咲くので、
「黄輪草」の名がついたと言われるが、「麒麟草」と書くことも多く、
由来はよくわかっていないとのこと。
分布:北海道~九州、朝鮮半島、中国、シベリア東部。
[増殖]株分け、挿し芽、葉挿し、実生ができるが、簡単に殖やせる
挿し芽、葉挿しが一般的とのこと。
マンネングサ属の仲間には、ホソバキリンソウ、ヒメキリンソウ、
タカネマンネングサ、ヒメレンゲなど日本に30種以上知られており、
海外種も多く導入されている。ホソバイワベンケイやイワベンケイ
はイワベンケイ属とされている。なお、この2つの属を「マンネング
サ亜科」としたり、「マンネングサ属」としてまとめることもある。