peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

クガイソウ(九蓋草)

2008年07月11日 | Weblog
一関市川崎町のクガイソウ(九蓋草)
 2008年6月20日



2008年6月20日(金)、一関市川崎町薄衣(うすぎぬ)字諏訪前にある
民家の畑(庭?)に植えられたクガイソウ(九蓋草)が花を咲かせてい
ました。








クガイソウ(九蓋草)ゴマノハグサ科 クガイソウ属
Veronicastrum sibiricum
山地~亜高山の日当たりのよい草地に生える多年草。高さは100~120
㎝ほどになる。葉は長楕円状披針形で4~8枚ずつ輪生する。何段もの
層になっているが特徴で、和名の九蓋草(くがいそう)の名もこの葉
のつき方に由来する。「九階草」とも書く。葉は細長く、先は尖り、
縁には細かい鋸歯がある。

7~8月、茎の上部に穂のような花序をつけ、青紫色の小さな花をびっ
しりとつける。花序は長さ20~30㎝。花は長さ5~6㎜の筒状で、2本の
雄しべが突き出る。花は花序の下方から順に咲きあがる。分布:本州
エゾクガイソウ(蝦夷九蓋草) Veronicastrum sachalinense
茎が太く株立ちとなる多年草。大きいものは2m近くになる。長楕円
状披針形の葉を5~10枚輪生する。茎の先に長さ20~40㎝の穂状花序を
つくり、多数の花をつける。花冠は長さ7~8㎜で淡青紫色。
花期:7~8月。生育地:野原。分布:北海道。

ハルシャギク(春車菊)/ジャノメソウ(蛇の目草)

2008年07月11日 | Weblog
一関市大東町のハルシャギク(春車菊)
/ジャノメソウ(蛇の目草) 2008年7月10日






2008年7月10日(木)、一関市大東町摺沢字新右エ門土手12-2にある
大東図書館近くの民家の庭で、ハルシャギク(春車菊)/ジャノメソウ
(蛇の目草)が花を咲かせていました。










ハルシャギク(春車菊)/ジャノメソウ(蛇の目草)
キク科 ハルシャギク(コレオプシス)属
Coreopsis tinctoria
北アメリカ中西部、ミネソタ、ワシントン、カリフォルニア州に
かけて分布する一年草。明治初期に渡来。種子が自然にこぼれて、
日当たりのよい庭や空き地などに毎年生える。秋に芽生えた苗は
ロゼット状になって冬を越し、春になると草丈30~60㎝の細い茎を
多数立てる。

葉は羽状複葉。全株無毛でよく分枝し、7月頃、長く伸びた茎の先
端に直径3~4㎝の頭花を多数咲かせる。舌状花は黄金色で7~8枚、
先端が浅裂し基部に褐色の蛇の目がある。この蛇の目模様の花が咲
くことからジャノメソウ(蛇の目草)とも呼ばれる。

園芸品種には矮性種、蛇の目のないもの、八重咲き、褐色や赤紫色
のものなどがあるとのこと。鉢物、花壇用。[栽培]秋播きで初夏に
開花。
ハルシャギク(コレオプシス)属 Coreopsis
南北アメリカ、熱帯アフリカ、ハワイ諸島に約100種が分布する一年
草または多年草。属名は「ダニに似ている」の意で果実の形にちなむ。
頭花の舌状花は通常8枚からなる。

アルストロメリア/ユリズイセン(百合水仙)

2008年07月11日 | Weblog
一関市大東町のアルストロメリア
/ユリズイセン(百合水仙) 2008年7月10日



2008年7月10日(木)、一関市大東町摺沢字新右エ門土手12-2にある
大東図書館近くの民家の庭で「アルストロメリア/ユリズイセン(百
合水仙)」が花を咲かせていました。画像は、最もよく見かける品種
の花です。







アルストロメリア/ユリズイセン(百合水仙)
ユリ科 アルストロメリア(ユリズイセン)属
Alstroemeria spp.
南アメリカ原産の多年草。アルストロメリア(ユリズイセン)科
として独立させる場合もある。

現在の園芸種は主にチリ原産のハエマンタA.haemanthaとリグツ
A.ligtu、アウレアA.aureaなどの交雑により育成されたまた鉢物用
として、ペレグリナI.pelegrinaなども利用されている。

肉質で円筒状の塊茎または肥大地下茎があり、葉は互生し多くは
葉柄部がねじれて、裏面が上面になることが多い。

茎頂に散形または短縮した総状花序を生じ、多数の花をつける。
'オーキッドcv.Orchid'、'カナcv.Cana'、'カナリアcv.Canaria'
など、白、黄、桃、紅、紅紫色など花色が多彩で、花弁に条斑(
じょうはん)が入る個性的な品種が多いが、条斑なないスポット
レスタイプも人気がある。

南米のチリからペルーに自生するので、「ペルーのユリ」や「イ
ンカのユリ」とも呼ばれる。

花もちがよいので主に切り花として観賞されるが、最近は鉢植え
用の品種もある。
[栽培]多くは耐寒性があり、戸外で栽培できる。排水がよく、冬
暖かく夏涼しい場所がよい。花が終わると休眠に入るので、水やり
を止め、雨の当たらない涼しい日陰で夏越しさせる。
[花期]5~6月と秋。切り花は周年。