peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

ニッコウキスゲ(日光黄菅) 2008年7月20日

2008年07月20日 | Weblog
青森県東通村のニッコウキスゲ(日光黄菅)
 2008年7月20日







2008年7月20日(日)、青森県むつ市の「ホテル・ユニサイト
むつ」から下北半島北部にある東通村尻屋にある尻屋崎灯台を
見物に行ってきました。ニッコウキスゲ(日光黄菅)など沢山の花が
咲いていました。





八幡平のニッコウキスゲ(日光黄菅)
 2006年7月26日




2006年7/26(水)、八幡平の「八幡沼周辺自然探勝路
(総延長3,390m)」を歩いた際、八幡沼南側の湿原に
「ニッコウキスゲ(日光黄菅)」の大群落があり、花を咲か
せていました。ただ、木道から遠く離れた湿原の縁の方にあ
ったので、その見事な画像をお見せできないのが残念です。







ニッコウキスゲ(日光黄菅)ユリ科 ワスレグサ属
(図鑑によっては「キスゲ属」とも)
Hemerocallis middendorffii var.esculenta
北海道と本州の中部地方以北の山地から亜高山にかけての草
原や林の縁、岩場など日当たりがよく水分の多い草地に生える
多年草。
高原ではよく大群落になる代表的な夏の花で、古名は「ゼンテ
イカ(禅庭花)」という。高さは60~80㎝。葉は根生し、線形
で長さ60~70㎝、幅約2㎝。
 
花期は6~8月。茎の先端に3~10個の蕾がつき、直径5~6㎝の
橙黄色のユリ形の花が下から順に咲いていく。花弁は6個あり、
先端は少しそり返っている。花柄はごく短いものから3㎝ぐらい
のものまでいろいろある。1日に1花ずつ開いてはつぼむ「1日花
」だが、次々に花を開くので、群落全体の花期は比較的長い。

八幡平では湿原の縁や湿り気の多い草地に大群落している。
岩手県内でも海岸から山地まで分布が広い。

果実は果で、長さ2~3㎝の楕円形。東北地方と北海道に分布
する基本種の「エゾゼンテイカ(蝦夷禅庭花)/エゾカンゾウ」
は花柄がほとんどなく、花弁は厚みがある。 

宮城県栗駒町「世界谷地・原生花園」のニッコウキスゲ(日光黄菅)

2008年07月20日 | Weblog



6/19(月)、宮城県栗駒町にある「世界谷地・原生花園」に
行きました。「ニッコウキスゲ(日光黄菅)」の大群落が花を
咲かせているのではないかと期待していたのですが、時期が少
し早かったようで、あまり咲いていませんでした。







ニッコウキスゲ(日光黄菅)ユリ科 ワスレナグサ属
 Hemerocallis middendorffii var.esculenta
山地から亜高山にかけての草原や林のふち、岩場などに
生える多年草で、高原ではしばしば大群落をつくる。根茎
は短くて節はなく、根に紡錘状のふくらみのつくものもあ
る。葉は根生し、線形で長さ60~70cm、幅16~21mm位。
2列に扇状に並び、先は垂れる。

花期は6~8月頃、茎の先端に3~10個のつぼみが付き、直
径5~8cm位の橙黄色の花が下から順に咲いていく。花は朝
開いて、夕方にはしぼんでしまう1日花だが、次々に花を開
くので、群落全体の花期は比較的長い。

花弁は6個あり、先端は少しそり返っている。花茎の高さ
は60~80cm、花序は3~10cm、花柄はごく短いものから3cm
位のものまでいろいろある。
果実は果で、長さ2~3cmの楕円形で、種子は黒色で卵形。

なお、東北地方と北海道に自生する基本種の「エゾゼンテ
イカ(蝦夷禅庭花)/エゾカンゾウ(蝦夷菅草)」は花柄が
ほとんどなく、花弁は厚みがある。

和名の「日光黄菅」は、日光やその周辺地域で多く見られ
たことから名付けられたという。「ゼンテイカ(禅庭花)」
という別名があるが、ニッコウキスゲの名所として良く知ら
れている日光戦場ガ原を中禅寺の庭に見立てて付けたと言う
説がある。 分布:北海道、本州(中部地方以北)

オカトラノオ(丘虎の尾)

2008年07月20日 | Weblog
青森県小牧野遺跡のオカトラノオ(丘虎の尾)
 2008年7月19日









2008年7月19日(土)、青森県むつ市に大事な用事があって、
来ています。この日、東北自動車道を北上して青森I.Cのひとつ手前
の三内丸山I.Cで下り、青森市大字野沢字小牧野にある「国指定史跡
・小牧野遺跡」を見学しました。

小牧野遺跡は、縄文時代後期前半(約4,000年前)に造られた環状列
石(ストーンサークル)を主体とする遺跡です。
詳しいことは、下記のWebサイトにアクセスしてみてください。
http://www.city.aomori.aomori.jp/bunkazai/inisie/komakino/main_komakino.html
遺跡の周辺で、自生と思われるオカトラノオ(丘虎の尾)が花を咲か
せていました。

この日のブログは、宿泊先の「ホテル・ユニサイトむつ」の部屋から
アップロードしています。このような設備を備えたホテルが増えて便
利になりましたね。




一関市東山町のオカトラノオ(丘虎の尾)
 2006年7月12日



7/12(水)、一関市東山町の道路わきの林縁で
「オカトラノオ(丘虎の尾)」が白い星状の花を
咲かせていました。モンシロチョウが何度も吸密
にやってくるのが印象的でした。






オカトラノオ(丘虎の尾)
サクラソウ科 オカトラノオ属 Lysimachia clethroides
山野の日当たりの良い所に生える多年草で、高さは60~100cmぐら
いになる。白い毛が生える茎は、ほとんど枝分かれせずに直立する。
茎の基部はやや赤味を帯びる。葉は互生し、長さ5~15cm、幅2~5cm
の長楕円形で先は鋭く尖る。

花期は6~7月。茎の上部に白い小さな花が長さ10~30cmの穂になっ
て多数つき、下から順に咲き上がる。花は直径約1cmで、深く5つに
切れ込む。大きくしなった花穂も、結実がはじまると直立する。
地下茎を長く伸ばして殖え、群生することも多い。
分布:北海道~九州

和名は、多数の白い小花をつけ、上部が垂れ下がった太い花穂を
虎の尻尾に見立ててこの名がついたという。漢字では「岡虎の尾」
とも書く。