peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

ディッソディア/ティモフィラ/ダールベルグ・デージー

2008年07月30日 | Weblog
青森県むつ市のディッソディア/ティモフィラ
/ダールベルグ・デージー 2008年7月20日








2008年7月20日(日)、青森県むつ市小川町2丁目にある「ホテルユニ
サイトむつ」に宿泊するので時間がたっぷりありました。妻が10年以
上も会っていない友人と「会えたら会いたい」というので、2人でその
友人の家を探しに出かけました。
ホテルの裏側を流れている田名部川を越えて行ったのですが、妻の記
憶通りの所にその家はありました。妻がその家の人と話をしている間、
私はすぐ近くの民家の花壇で咲いていた「ディッソディア/ティモフィ
ラ/ダールベルグ・デージー」という名の植物を撮ってきました。





ディッソディアキク科 ディッソディア属
Dyssodia(=Thymophylla)
アメリカ合衆国(テキサス)~メキシコ原産の非耐寒性春まき1年草。
別名:ティモフィラ(Thymophylla)、ダールベルグデージー
草丈は20~50cm。茎がよく分枝して、コスモスのように細かく裂けた
繊細な葉をつける。花は直径1~2cmの黄色い小輪花で、初夏の頃から
次々と咲いていく。生育が早く丈夫で、夏の強い日差しにもめげず株
を覆うように花を咲かせ続けるので、花壇の縁取りやグラウンドカバ
ー、つり鉢などに利用される。

青森県むつ市のハマナス(浜茄子/玫瑰) 2008年7月20日

2008年07月30日 | Weblog
青森県むつ市のハマナス(浜茄子/玫瑰)
 2008年7月20日









2泊した「ホテルユニサイトむつ」
国道338号線沿いにあり、裏側を田名部川が流れている。下記の画像
の十字路には、昔家具店があったが廃屋になっていた。

2008年7月20日(日)、青森県下北郡東通村大字尻屋字尻屋崎方面の
観光からむつ市田名部町にある「ホテルユニサイトむつ」に戻って
から、妻と2人で、昔、大畑線の田名部駅があった辺りに行ってみまし
た。下北交通大畑線が廃止になってからは、益々寂れてしまったよう
で、日曜日だというのにほとんど人通りがありませんでした。田名部
駅は「むつ労働福祉会館」になっていました。


この「むつパークホテル」の一角に白花のハマナスが咲いていました。






「むつ来(か)さまい館」の前に周辺案内図がありました。


下北交通大畑線田名部駅はむつ労働福祉会館になっていて、連合下北の車が駐車していました。

むつ警察署田名部交番

JRバス田名部駅


「むつ来(か)さまい通り」を歩いて行くとイベント広場と
立派なトイレがあり、その傍に「ハマナス」が花を咲かせていました。





ハマナス(浜茄子/玫瑰)バラ科 バラ属
Rosa rugosa
海岸の砂地に生える落葉低木で、地下茎を延ばして殖えるので群落
をつくることが多い。高さは1~2.0mになり、茎や枝には短い軟毛と
刺が生えている。葉は奇数羽状複葉で、小葉は長さ3~5㎝の卵状楕円
形で、しわが目立つ。

6~8月、枝先に直径6~10cmほどの香りのよいピンク色の濃淡、白
色などの5弁花を咲かせる。花弁は一重、八重、大輪などの変異が
ある。

果実は直径2~3cmの扁球形で夏に赤く熟し、食べられる。下北地方
では盆棚に供えたりする。

和名は、「ハマナシ(浜梨)」がなまってハマナスになったといわ
れている。

刺が激しいので従来は庭園には植栽しなかったが、最近は公園、街路
に植えられることが多くなった。特に耐寒性が強いので寒地には適し
ている。
分布:朝鮮、中国、サハリン、カムチャッカ、日本では本州(太平洋
側は茨城県以北、日本海側は鳥取県以北)、北海道。

欧米ではいろいろな品種が育成されており、古い品種では八重咲き濃
ピンク色で香りが強い、「ハンザcv.Hansa」、半八重白花のブラン・
ドブル・ド・クベールcv.Blanc Double de coubert」、八重咲き赤花の
「ラスキンcv.Ruskin」など多い。花から香水をつくる。
[栽培]繁殖は株分け、実生。[花期]夏。

ハマナス(浜茄子/玫瑰)

2008年07月30日 | Weblog
奈良と岩手のハマナス(浜茄子/玫瑰)2006年




2006年5/12(金)、近鉄飛鳥駅で降りて明日香村の平田にあるという
「鬼の雪隠(せっちん)」目指して「飛鳥周遊道」を歩いていたら、
道のそばの畑に植えられていた「ハマナス」が花を咲かせていました。
 




鬼の俎・鬼の雪隠奈良県明日香村野口・平田
「鬼の俎(まないた)」は長さ4.36m、幅2.33m、厚さ1m、巨大な
花崗岩をくり抜いた箱状の石造物で明日香村野口の山の斜面にありま
す。大きな平らな石造物である「鬼の雪隠(せっちん)」と共に、も
ともとは古墳の一組の石室材であったといわれています。

その昔、鬼が霧で人を迷わせ、捕らえて石の俎(まないた)の上で料
理し、「石の雪隠(せっちん)」で用便をしたという伝説から、この
名称がついたということです。

「鬼の雪隠(せっちん)」の方は、明日香村平田の畑の中にあり、山
の斜面から落ちてきたようです。もともとは「鬼の俎」が古墳の底部
で、「鬼の雪隠」は古墳の屋根だったと思われます。

社会科の野外授業で来たと思われる小学生たちは「雪隠(せっちん)
=トイレ」を知らないようでした。



岩手では、6/5(月)に一関市東山町長坂の「唐梅館公園」に行った
ときに「ハマナス」が咲いていました。白花の品種もありました。






ハマナス(浜茄子/玫瑰)バラ科 バラ属 Rosa rugosa
 別名:ハマナシ(浜梨)
海岸の砂浜に生える落葉低木。地下茎を延ばして殖え群生することが
多い。高さは1~1.5mになり、よく枝分かれして茂る。茎や枝には細
かいトゲ(刺)が密に生えている。

葉は互生し奇数羽状複葉。小葉は長さ2~5cmの卵状楕円形で表面の皺
が目立つ。6~8月、直径6~10cmの芳香が強い紅紫色の花を開く。白色
花の品種もある。花は香水の原料にされる。

果実は直径約2cmの扁球形で、8~9月に赤く熟すと食べられる。酸味
があってジャムなどにもされる。ハマナスには原種のほか園芸品種も
あり、庭木や花材として利用される。

和名は「ハマナシ(浜梨)」がなまって「ハマナス」になったといわ
れている。

分布:北海道、本州(太平洋側は茨城県以北、日本海側は鳥取県以北)