平泉町毛越寺のアヤメ(菖蒲)
2007年6月20日
2007年6/20(水)、この日から始まった平泉町・毛越寺(もうつうじ)の「あやめまつり」に、妻と共に行ってきました。
浄土庭園西側に広がる約30アールの園内は紫や白、黄色などのハナショウブが咲き出し、訪れた観光客たちの目を楽しませていました。
なお、毛越寺について入口で貰ったパンフレットに「寺名の読み」と題した下記の文章がありました。
”毛越寺はモウツウジと読みます。通常、越という字をツウとは読みません。越は慣用音でオツと読みます。従ってモウオツジがモウツジになり、更にモウツウジに変化したものです。”
大泉が池そばのアヤメ園には300種約3万株が植えられているとのことで、沢山のつぼみがついており、この日の開花はまだ3割程度。見頃は6月下旬から7月上旬になりそうとのこと。祭りは7/10まで。
土、日曜日を中心にさまざまなイベントが予定され、6/2711:00時からは本堂前の舞台で、国重要無形民俗文化財「毛越寺の延年(延年の舞)」が演じられる。
”この「あやめまつり」に合わせ、姫神の星吉紀さん(28歳・花巻市在住)さんが、本堂前舞台でシンセサイザーによる奉納演奏をする。同寺や平泉ゆかりの曲など数曲を披露し、開幕に花を添える”というので行くことにしたのでした。
”この奉納演奏は、開幕法要の法楽として初めて企画されたもので、演奏時間は、開幕法要として行われる花供養会後の12:20時から12:50時までの30分間ということで、あまり期待はしていなかったのですが、やはりそれなりのものでした。(拝観料は一般500円、鑑賞は無料)。座る所がなくなるおそれがあると思って、1時間も前に行っていたのに、平日のせいか鑑賞者は100人ぐらいしかいず、拍子抜けの感じでした。それに、真昼の直射日光に照らされ、暑さを我慢しながら聞いたので今一でした。
”姫神が同寺で演奏を披露するのは13年の本堂ライブ以来6年ぶり”ということですが、姫神が浄土庭園で3度大きなコンサートを開いたそうですが、私たちは、その中の1回だけコンサートを聞きに行ったことがあるのです。涼しくて、7色のレザー光線が美しく交差する中で聞いた演奏は素晴らしいものでした。
父親で初代の星吉昭さんが16年に亡くなり、長男の吉紀さんが二代目を引き継いだのだそうですが、13年の本堂ライブではパーカッションを担当したとのこと。この日は、「浄土曼荼羅」「花鳥巡礼」など5曲を演奏。アヤメや世界遺産登録を目指す平泉をイメージして新しく制作したという新曲「悠久の華」も初めて披露されました。
アヤメ科アヤメ属の仲間Iris.spp
アヤメ科アヤメ(イリス)属の植物は、北半球の温帯を中心に約300種が分布するという。主に根茎または球根をみつ多年草。葉は剣状または線状で、花は茎に頂生し、鞘苞内に1~数花をつける。
ハナショウブ(花菖蒲)アヤメ科 アヤメ(イリス)属
Iris.ensata
草原や湿原に自生する「ノハナショウブ(野花菖蒲)I.ensata var.spontanea」から改良された園芸種。江戸時代中期に園芸化がはじまり、江戸時代後期には、江戸花菖蒲、肥後花菖蒲、伊勢花菖蒲といった地域文化で異なる系統の品種群が作られたという。
今では、この3系統を交配した品種や、近縁の「キショウブ(黄菖)I.pseudacorus」との種間雑種の黄色品種、花被片の丈夫な外国育成品種などがある。
草丈は60~100cm。花期は5~7月。通常、花の時期には水を張り、それ以外は水を抜いて乾燥気味に育てるという。
花形は、外花被のみ大きくなり内花被のあまり発達しない三英咲き、内・外被ともに発達した六英咲きと、玉咲き、爪咲きなどの変化咲きがある。
主として江戸系は庭園用に、肥後系と伊勢系は鉢物用に育成され、肥後は六英、伊勢は三英咲きを主とする。丈夫でより色彩の豊かな大輪が求められている。
花色は紫、藤、紅紫、ピンク、白、さらにこれらの絞り、ぼかし、覆輪、斑、筋や、半八重、八重、花被片の縮み、波打ち、下垂などがある。
奥州市の胆沢城跡「あやめ苑」のハナショウブ(花菖蒲)
2006年7月1日
2006年7/1(土)、奥州市埋蔵文化財調査センター(旧・水沢市
埋蔵文化財調査センター)主催の「史跡胆沢城跡ウォッチング:
胆沢城を歩く」(10:00~12:00予定)という催事があり、予約
申し込みをしていましたので妻と共に参加しました。
前日の天気予報では「雨降り」とのことでしたが、曇り空ながら
雨は降りませんでした。11:30ごろから雨が降り出しましたが、
広大な胆沢城跡の中にある「あやめ苑」の所で解散になりましたの
で、「ハナショウブ(花菖蒲)」のいろいろな花を撮ることができ
ました。
ハナショウブ(花菖蒲)アヤメ科 アヤメ属
Iris ensata
アヤメの仲間は250種ぐらいあるといわれており、根茎を
もつものは「宿根アイリス」、球根をもつものは「球根ア
イリス」と総称される。
ハナショウブ(花菖蒲)は、草原や湿原に自生する「ノハ
ナショウブ(野花菖蒲)var.spontanea」を原種とする園芸
植物で、江戸時代に品種改良が進められ、多くの園芸品種が
生まれたという。
江戸時代後期には、江戸花菖蒲、肥後花菖蒲、伊勢花菖蒲
といった地域文化で異なる系統の品種群が作られたとのこと。
今ではこの3系統を交配した品種や、近縁のキショウブと交
配した品種も生まれており、系統を分けることは困難になっ
ている。
草丈は60~100cm、花期は5~7月。通常、花の時期には水を
張り、それ以外は水を抜いて乾燥気味に育てるという。
2007年6月20日
2007年6/20(水)、この日から始まった平泉町・毛越寺(もうつうじ)の「あやめまつり」に、妻と共に行ってきました。
浄土庭園西側に広がる約30アールの園内は紫や白、黄色などのハナショウブが咲き出し、訪れた観光客たちの目を楽しませていました。
なお、毛越寺について入口で貰ったパンフレットに「寺名の読み」と題した下記の文章がありました。
”毛越寺はモウツウジと読みます。通常、越という字をツウとは読みません。越は慣用音でオツと読みます。従ってモウオツジがモウツジになり、更にモウツウジに変化したものです。”
大泉が池そばのアヤメ園には300種約3万株が植えられているとのことで、沢山のつぼみがついており、この日の開花はまだ3割程度。見頃は6月下旬から7月上旬になりそうとのこと。祭りは7/10まで。
土、日曜日を中心にさまざまなイベントが予定され、6/2711:00時からは本堂前の舞台で、国重要無形民俗文化財「毛越寺の延年(延年の舞)」が演じられる。
”この「あやめまつり」に合わせ、姫神の星吉紀さん(28歳・花巻市在住)さんが、本堂前舞台でシンセサイザーによる奉納演奏をする。同寺や平泉ゆかりの曲など数曲を披露し、開幕に花を添える”というので行くことにしたのでした。
”この奉納演奏は、開幕法要の法楽として初めて企画されたもので、演奏時間は、開幕法要として行われる花供養会後の12:20時から12:50時までの30分間ということで、あまり期待はしていなかったのですが、やはりそれなりのものでした。(拝観料は一般500円、鑑賞は無料)。座る所がなくなるおそれがあると思って、1時間も前に行っていたのに、平日のせいか鑑賞者は100人ぐらいしかいず、拍子抜けの感じでした。それに、真昼の直射日光に照らされ、暑さを我慢しながら聞いたので今一でした。
”姫神が同寺で演奏を披露するのは13年の本堂ライブ以来6年ぶり”ということですが、姫神が浄土庭園で3度大きなコンサートを開いたそうですが、私たちは、その中の1回だけコンサートを聞きに行ったことがあるのです。涼しくて、7色のレザー光線が美しく交差する中で聞いた演奏は素晴らしいものでした。
父親で初代の星吉昭さんが16年に亡くなり、長男の吉紀さんが二代目を引き継いだのだそうですが、13年の本堂ライブではパーカッションを担当したとのこと。この日は、「浄土曼荼羅」「花鳥巡礼」など5曲を演奏。アヤメや世界遺産登録を目指す平泉をイメージして新しく制作したという新曲「悠久の華」も初めて披露されました。
アヤメ科アヤメ属の仲間Iris.spp
アヤメ科アヤメ(イリス)属の植物は、北半球の温帯を中心に約300種が分布するという。主に根茎または球根をみつ多年草。葉は剣状または線状で、花は茎に頂生し、鞘苞内に1~数花をつける。
ハナショウブ(花菖蒲)アヤメ科 アヤメ(イリス)属
Iris.ensata
草原や湿原に自生する「ノハナショウブ(野花菖蒲)I.ensata var.spontanea」から改良された園芸種。江戸時代中期に園芸化がはじまり、江戸時代後期には、江戸花菖蒲、肥後花菖蒲、伊勢花菖蒲といった地域文化で異なる系統の品種群が作られたという。
今では、この3系統を交配した品種や、近縁の「キショウブ(黄菖)I.pseudacorus」との種間雑種の黄色品種、花被片の丈夫な外国育成品種などがある。
草丈は60~100cm。花期は5~7月。通常、花の時期には水を張り、それ以外は水を抜いて乾燥気味に育てるという。
花形は、外花被のみ大きくなり内花被のあまり発達しない三英咲き、内・外被ともに発達した六英咲きと、玉咲き、爪咲きなどの変化咲きがある。
主として江戸系は庭園用に、肥後系と伊勢系は鉢物用に育成され、肥後は六英、伊勢は三英咲きを主とする。丈夫でより色彩の豊かな大輪が求められている。
花色は紫、藤、紅紫、ピンク、白、さらにこれらの絞り、ぼかし、覆輪、斑、筋や、半八重、八重、花被片の縮み、波打ち、下垂などがある。
奥州市の胆沢城跡「あやめ苑」のハナショウブ(花菖蒲)
2006年7月1日
2006年7/1(土)、奥州市埋蔵文化財調査センター(旧・水沢市
埋蔵文化財調査センター)主催の「史跡胆沢城跡ウォッチング:
胆沢城を歩く」(10:00~12:00予定)という催事があり、予約
申し込みをしていましたので妻と共に参加しました。
前日の天気予報では「雨降り」とのことでしたが、曇り空ながら
雨は降りませんでした。11:30ごろから雨が降り出しましたが、
広大な胆沢城跡の中にある「あやめ苑」の所で解散になりましたの
で、「ハナショウブ(花菖蒲)」のいろいろな花を撮ることができ
ました。
ハナショウブ(花菖蒲)アヤメ科 アヤメ属
Iris ensata
アヤメの仲間は250種ぐらいあるといわれており、根茎を
もつものは「宿根アイリス」、球根をもつものは「球根ア
イリス」と総称される。
ハナショウブ(花菖蒲)は、草原や湿原に自生する「ノハ
ナショウブ(野花菖蒲)var.spontanea」を原種とする園芸
植物で、江戸時代に品種改良が進められ、多くの園芸品種が
生まれたという。
江戸時代後期には、江戸花菖蒲、肥後花菖蒲、伊勢花菖蒲
といった地域文化で異なる系統の品種群が作られたとのこと。
今ではこの3系統を交配した品種や、近縁のキショウブと交
配した品種も生まれており、系統を分けることは困難になっ
ている。
草丈は60~100cm、花期は5~7月。通常、花の時期には水を
張り、それ以外は水を抜いて乾燥気味に育てるという。
一関市東山町のタイマツバナ(松明花)
/モナルダ・ディディマ 2008年7月12日
2008年7月12日(土)、一関市東山町長坂字柴宿の県道105号線沿いに
ある柴宿公民館の出入り口にある民家の庭で、タイマツバナ(松明花)
が真っ赤な花を多数咲かせていました。
一関市東山町のタイマツバナ(松明花)/モナルダ・ディディマ
2006年7月12日
2006年7/12(水)、一関市東山町長坂の住宅団地にある民家の庭
に「タイマツバナ(松明花/モナルダ・ディディマ」が咲いていま
した。小さな花が沢山集まっているので1つの花のように見えます。
タイマツバナ(松明花)/モナルダ・ディディマ
シソ科 モナルダ属 Monarda didyma
カナダ、北アメリカ東部原産の耐寒性多年草(または春まき1年草)
で、高さは50~150cmぐらいになり、大きな株をつくる。茎は無毛ま
たは微毛があり、四角形で太く、茎に対生する葉は縁に鋸歯があり、
長さ10㎝ほどの先の尖った長卵形。若い葉はワインや料理の香りづ
けに使う。
モナルダの仲間は、北米に16種分布するが、中でも「モナルダ・ディ
ディマ」は古くから栽培され、花を観賞するほか、「ベルガモット」
の名でハーブとしても利用される。
和名は、多数集まって咲く赤い花をタイマツ(松明)に見立てたもの。
7~9月、茎の先の赤っぽい苞葉の上に長さ3~5cmほどの真っ赤な唇形
花が多数集まって咲く。花色は原種と同じ緋赤のほか、紅紫、紅、桃、
淡桃、白など。庭植えに向き、日なたから多少日陰になる場所でもよく
育つ。花後、上から2~3節目ぐらいで切り戻すと再び花が咲くとのこと。
本種は香水などの香料にする「ベルガモットオレンジ」に似た香りだ
が、同属でも花が淡紅紫色で茎が細い「ヤグルマハッカM.fistulosa」
や「モナルダ・プンクタータ」はミントの香りである。
[栽培]繁殖は株分け、挿芽で容易。[花期]夏。
/モナルダ・ディディマ 2008年7月12日
2008年7月12日(土)、一関市東山町長坂字柴宿の県道105号線沿いに
ある柴宿公民館の出入り口にある民家の庭で、タイマツバナ(松明花)
が真っ赤な花を多数咲かせていました。
一関市東山町のタイマツバナ(松明花)/モナルダ・ディディマ
2006年7月12日
2006年7/12(水)、一関市東山町長坂の住宅団地にある民家の庭
に「タイマツバナ(松明花/モナルダ・ディディマ」が咲いていま
した。小さな花が沢山集まっているので1つの花のように見えます。
タイマツバナ(松明花)/モナルダ・ディディマ
シソ科 モナルダ属 Monarda didyma
カナダ、北アメリカ東部原産の耐寒性多年草(または春まき1年草)
で、高さは50~150cmぐらいになり、大きな株をつくる。茎は無毛ま
たは微毛があり、四角形で太く、茎に対生する葉は縁に鋸歯があり、
長さ10㎝ほどの先の尖った長卵形。若い葉はワインや料理の香りづ
けに使う。
モナルダの仲間は、北米に16種分布するが、中でも「モナルダ・ディ
ディマ」は古くから栽培され、花を観賞するほか、「ベルガモット」
の名でハーブとしても利用される。
和名は、多数集まって咲く赤い花をタイマツ(松明)に見立てたもの。
7~9月、茎の先の赤っぽい苞葉の上に長さ3~5cmほどの真っ赤な唇形
花が多数集まって咲く。花色は原種と同じ緋赤のほか、紅紫、紅、桃、
淡桃、白など。庭植えに向き、日なたから多少日陰になる場所でもよく
育つ。花後、上から2~3節目ぐらいで切り戻すと再び花が咲くとのこと。
本種は香水などの香料にする「ベルガモットオレンジ」に似た香りだ
が、同属でも花が淡紅紫色で茎が細い「ヤグルマハッカM.fistulosa」
や「モナルダ・プンクタータ」はミントの香りである。
[栽培]繁殖は株分け、挿芽で容易。[花期]夏。
一関市東山町のヤグルマハッカ/モナルダ
2007年7月17日
2007年7/17(火)、一関市東山町長坂の東山郵便局のすぐ近くの
花壇に「ヤグルマハッカ/モナルダ」の桃色の花が咲いていました。
ヤグルマハッカ/モナルダシソ科 モナルダ属
Monarda fistulosa
「モナルダ属Monarda」は、北アメリカに16種が分布する一年草、
宿根草。茎は直立する。以下の2種など、花を観賞するほか、若い
葉をハーブとして利用する種類もある。
「モナルダ・ディディマMonarda didyma」
カナダ、アメリカ合衆国原産の宿根草。高さ70~120cm。茎は無
毛または微毛があり長さ10cmほどの葉をつける。葉は卵形、楕円
形で鋸歯がある。
花色は紅、紅紫、白で、花の長さ3~5cm。花形がタイマツ(松明)
の炎に似ているので「タイマツバナ(松明花)」とも呼ばれる。
同類のヤグルマハッカ Monarda fistulosaは
花が淡紅紫、桃色、白色で、茎が細い。この仲間は
「モナルダ」と呼ばれ、シソ科植物特有の香気を生かして、
ハーブ的な利用も行われている。花期:7~8月。
2007年7月17日
2007年7/17(火)、一関市東山町長坂の東山郵便局のすぐ近くの
花壇に「ヤグルマハッカ/モナルダ」の桃色の花が咲いていました。
ヤグルマハッカ/モナルダシソ科 モナルダ属
Monarda fistulosa
「モナルダ属Monarda」は、北アメリカに16種が分布する一年草、
宿根草。茎は直立する。以下の2種など、花を観賞するほか、若い
葉をハーブとして利用する種類もある。
「モナルダ・ディディマMonarda didyma」
カナダ、アメリカ合衆国原産の宿根草。高さ70~120cm。茎は無
毛または微毛があり長さ10cmほどの葉をつける。葉は卵形、楕円
形で鋸歯がある。
花色は紅、紅紫、白で、花の長さ3~5cm。花形がタイマツ(松明)
の炎に似ているので「タイマツバナ(松明花)」とも呼ばれる。
同類のヤグルマハッカ Monarda fistulosaは
花が淡紅紫、桃色、白色で、茎が細い。この仲間は
「モナルダ」と呼ばれ、シソ科植物特有の香気を生かして、
ハーブ的な利用も行われている。花期:7~8月。