(上)一関市東山町長坂字里前のサクラの木に止まって鳴いていたミンミンゼミ。
ミンミンゼミ セミ科 Robust Cicada:体長3.3㎝。日本全土で見られる。7月の終わりから9月にかけて見られる。特に8月に多い。ケヤキなどの木にとまってミーンミンミンと鳴く。[講談社発行「日本の生きもの図鑑(石戸忠、今泉忠明:監修)」より]
2010年8月26日(木)、県道19号(一関大東)線の県道105号線(猿沢・水沢・江刺方面分岐付近)沿いにある畑の縁に植えられたケイトウ(鶏頭)が、花を沢山咲かせていました。これはトサカケイトウと呼ばれているものです。
ヒユ科 ケロシア(ケイトウ)属 Celosia :アジア、アフリカ、アメリカの熱帯から亜熱帯にかけて50種が分布する一年草、低木。花は両性で、子房は2~多数の胚珠を含む。
ケイトウ(鶏頭) Celosia cristata :別名:トサカケイトウ。本種のほかにヤリゲイトウ var.childsiiとフサゲイトウ var.plumosaの2つの変種がある。草丈は60~90㎝になる。茎は直立し、条線がある。花序は短柄を有し、花茎の上端が帯化、肥大してトサカ状となり、その下方に花を密生する。花色は紅赤、橙、黄、桃と豊富。
日本では育種が進み、本種に玉トサカ状の久留米ケイトウ、本種とヤリゲイトウとの交雑による槍状の八千代ケイトウの2系統がある。そのほかに、2変種の系統の品種も数多く、ともに切花栽培されている。近年花壇用の矮性種も育成されている。園芸品種に久留米ケイトウに’コロナ’cv.Corona、ヤリゲイトウに’金峰’var.childsii cv.Kinhou、フサゲイトウに’フェアリー・フェザー’var.plumosa cv.Fairy Feather’ゴールデン・フェザー’var.plumosa cv.Golden Feather’キャッスル・ピンク’var.plumosa cv.Vastle Pinkなど。アレンジメント用に同属別種のフットニィー Celosia huttoniiの’シャロン’cv.Sharon’ピア’cv.Piaがある。
栽培:日当たり、排水性のよい弱酸性土壌でよく育つ。花期:播種後、40~50日で開花。
[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・園芸植物」より]