peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

一関市厳美町真湯のミヤマシキミ(深山樒)2018年4月28日(土)

2018年05月02日 | 植物図鑑

2018年4月28日(土)いちのせき健康の森(一関市厳美町字祭畤251番地)主催の「平成30年度自然観察会・春の妖精をみよう」(9:30~12:00、参加費:中学生以上・75円=温泉入浴料を含む)に参加しました。朝から「降水量0パーセント」の行楽日和に恵まれて楽しく過ごしてきました。4月14日(土)に行われた自然観察会・ミズバショウをみようにも参加したのですが、この一週間の間に里の桜(ほとんどが「染井吉野」)すっかり葉桜になっていました。

 観察場所は「巨木の森」として知られている厳美町真湯の国有林内。駐車場から芝のゲートボール場沿いの散策路(探勝遊歩道)を進むと、ロモジ(黒文字)ブナ(橅)カタクリ(片栗)エゾエンゴサク(蝦夷延胡索)ミヤマカタバミ(深山片喰)スミレサイシン(菫細辛)ミヤマシキミ(深山樒)イワウチワ、ニリンソウ、エンレイソウ、イタヤカエデなどが花を咲かせていました。ミヤマシキミ(深山樒)は、国道342号線沿いにだけ見られ、真っ赤な実と共に蕾の花序をつけていました。 

ミヤマシキミ(深山樒)ミカン科 ミヤマシキミ属 Skimmiajaponica

山地・林下に生え、高さ5~150㎝になる常緑低木は枝先にやや輪生状に集まって互生し、長さ4~9㎝の長楕円状披針形で革質、縁には鋸歯はない。表面は光沢があり、腺点が散在する。葉や実にアルカイドを含み、食べると中毒を起こす。4~5月、枝先の円錐花序直径5~6㎜の白い小さなを密につける。雌雄別株。花弁は4個。果実は直径1㎝ほどで、秋に真っ赤に熟す。和名は、厚くて光沢のある葉がモクレン科のシキミに似ていることによる。

 花が淡紅色のものをアケボノミヤマシキミという。サハリンや南千島まで分布するツルシキミvar.intermedia f.repensは茎の下部が地を這う。用途:庭木、供花。 分布:本州(関東地方以西)、四国、九州、台湾(高地)。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑1・春の花」&同社発行「山渓カラー名鑑・日本の樹木」より]


一関市厳美町真湯のスミレサイシン(菫細辛)2018年4月28日(土)

2018年05月02日 | 植物図鑑

2018年4月28日(土)いちのせき健康の森(一関市厳美町字祭畤251番地)主催の「平成30年度自然観察会・春の妖精をみよう」(9:30~12:00、参加費:中学生以上・75円=温泉入浴料を含む)に参加しました。朝から「降水量0パーセント」の行楽日和に恵まれて楽しく過ごしてきました。4月14日(土)に行われた自然観察会・ミズバショウをみようにも参加したのですが、この一週間の間に里の桜(ほとんどが「染井吉野」)すっかり葉桜になっていました。

 観察場所は「巨木の森」として知られている厳美町真湯の国有林内。駐車場から芝のゲートボール場沿いの散策路(探勝遊歩道)を進むと、ロモジ(黒文字)ブナ(橅)カタクリ(片栗)エゾエンゴサク(蝦夷延胡索)ミヤマカタバミ(深山片喰)スミレサイシン(菫細辛)イワウチワ、ニリンソウ、エンレイソウ、イタヤカエデなどが花を咲かせていました。

 スミレサイシン(菫細辛)の花を咲かせているものは数株しか見つけられませんでした。

スミレサイシン(菫細辛)スミレ科 スミレ属 Viola vaginata
北海道南西部~山口県までの日本海側(北日本では太平洋側にも分布)の雪の多い山地の林内に自生する多年草。高さ5~15cm。地下茎[根茎]は太くて長いので、擂りおろして食用(とろろにして食べる)にすることから「トロロスミレ」と呼ぶ地方もある。
は花に遅れて地際から何枚か出す。長さ3~5cmのハート形で先端は尖る。花後の葉は長さ14cmにもなる。花期には葉のへりが内側に巻き込み、花が終わる頃に開くのが特徴。花期3~5月、雪解けとともに花を開く。は直径2~2.5cmほどで、ふつう淡紫色。花びらが5枚、一番目立つのは唇弁。花茎の先に花が1つずつ咲く。側弁の基部は無毛。距は長さ4~5mmで太くて短い。雌しべの柱頭はくちばし状に長くなる。分布:北海道、本州、四国

 和名の「サイシン(細辛)」は、江戸時代に流行した植物に「カンアオイ」類があり、その仲間で冬季落葉性の「ウスバサイシン」(根を舐めると非常に辛く、葉柄が細いので「細辛」:ヒメギフチョウの幼虫の食草として良く知られている)の葉に良く似ていることによる。仲間には、葉の長い「ナガバノスミレサイシン」、葉が細長く山陰に多い「サンインスミレサイシン(山陰菫細辛)
f.satomii」、白花品の「シロバナスミレサイシン(白花菫細辛)f.albiflora」がある。

 なお、スミレサイシン類は、日本から朝鮮半島、中国、ヒマラヤにかけて、6~7種が知られる。そのうち、日本には5種が自生するとのこと。発達した地下茎が共通の特徴。

https://blog.goo.ne.jp/pea2005/e/747f551e036edf636c818055d9f85fc7 [peaの植物図鑑:奥州市前沢区・経塚山のスミレサイシン(菫細辛)2007年74月29日(日)]


一関市厳美町真湯のミヤマカタバミ(深山片喰)2018年4月28日(土)

2018年05月02日 | 映画鑑賞

2018年4月28日(土)いちのせき健康の森(一関市厳美町字祭畤251番地)主催の「平成30年度自然観察会・春の妖精をみよう」(9:30~12:00、参加費:中学生以上・75円=温泉入浴料を含む)に参加しました。朝から「降水量0パーセント」の行楽日和に恵まれて楽しく過ごしてきました。4月14日(土)に行われた自然観察会・ミズバショウをみようにも参加したのですが、この一週間の間に里の桜(ほとんどが「染井吉野」)すっかり葉桜になっていました。

 観察場所は「巨木の森」として知られている厳美町真湯の国有林内。駐車場から芝のゲートボール場沿いの散策路(探勝遊歩道)を進むと、ロモジ(黒文字)ブナ(橅)カタクリ(片栗)エゾエンゴサク(蝦夷延胡索)ミヤマカタバミ(深山片喰)イワウチワ、ニリンソウ、エンレイソウ、イタヤカエデなどが花を咲かせていました。

 ミヤマカタバミ(深山片喰))は未だ少し早かったようで、落ち葉の下に数多くありましたが、花を咲かせているものは数株しか見つけられませんでした。 

ミヤマカタバミ(深山傍草)カタバミ科 カタバミ属 Oxalis griffithii

科名:カタバミ科/属名:カタバミ属   和名:深山傍草/学名:Oxalis griffithii

本州、四国の山地の木陰などに自生する白い花をつけるミヤマカタバミ
葉は、根生で長い柄があり3枚の小葉がある 。
 名の由来は、傍食(カタバミ)、片食(かたばみ)で睡眠運動の時に、片方が欠けて、食べたように見える。食(た)べるというのは、古い言葉では、食(は)むというので、カタバミの名になった
また、ミヤマは深山に自生するという意味がある 。

http://www.e-yakusou.com/sou02/soumm003-2.htm [ミヤマカタバミ(深山傍草)]

 https://ja.wikipedia.org/wiki/ミヤマカタバミ [ミヤマカタバミ:Wikipedia]

 https://matsue-hana.com/hana/miyamakatabami.html[ミヤマカタバミ:松江の花図鑑]

 http://www.ootk.net/cgi/shikihtml/shiki_292.htm[ミヤマカタバミ:四季の山野草]