2018年5月26日(土)、いちのせき健康の森セミナーハウス主催の「自然観察会」が終わって、国道342号線を帰る途中「槻木平」バス停がある辺りに、白い花を沢山咲かせているカンボク(肝木)がありました。「ヤブデマリ(藪手毬)」が混じっていたので、混同してしまいました。
(上)祭畤(まつるべ)山 標高990m
(下2つ)よく似た花をつけるヤブデマリ(藪手毬)スイカズラ科 ガマズミ属の仲間
カンボク(肝木)スイカズラ科 ガマズミ属 Viburnum plicatum var.tementosum
山地の湿った所に生える落葉低木~小高木。高さは2~7m。樹皮は暗灰色で、コルク層が発達して厚い。葉は対生し、長さ5~12㎝で、中ほどまで大きく3つに切れ込み、中央の裂片が長く、縁には粗い鋸歯がある。花期は5~7月。直径10㎝ほどの花穂の中心部に小さな両性花が多数集まり、その周りを白い装飾花が取り巻いている。装飾花は直径2㎝ほど。果実は9~10月に赤く熟す。分布:北海道~九州。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑1・春の花」より]