peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

「ひがしやま山野草の会」のムサシアブミ(武蔵鐙)2018年5月13日(日)

2018年05月16日 | 植物図鑑

2018年5月13日(日)、一関市東山町松川の一関市松川市民センターで、「ひがしやま山野草の会」(小野寺栄会長、会員23人)主催の「東山山野草展」(5/12~5/13)が開催されていましたので、観に行ってきました。

 山野草展には380点の多彩な植物が展示されていましたが、それらの中にムサシアブミ(武蔵鐙)が2点展示されていました。 

ムサシアブミ(武蔵鐙)サトイモ科 テンナンショウ属 Arisaema ringens

海岸に近い林のやや湿った所に多い多年草。葉は2個つき、それぞれ3個の小葉がある。小葉は長さ15~30㎝の広卵形で、光沢があり、先は尾状に尖る。花期3~5月。葉の間から花茎が伸び、先がまるまった仏炎苞に包まれた肉穂花序をつける。葉の方が高くなる。仏炎苞暗紫色から緑色まで変化が多く、白い筋が目立つ。名前の由来はこの仏炎苞の形鐙(あぶみ)に見立てたもの。果実赤く熟す。分布:本州(関東地方以西)~沖縄。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑1・春の花」より]

https://minhana.net/wiki/ムサシアブミ [ムサシアブミ(武蔵鐙):みんなの花図鑑]



「ひがしやま山野草の会」のヒメシャガ(姫射干/姫著莪)2018年5月13日(日)

2018年05月16日 | 植物図鑑

2018年5月13日(日)、一関市東山町松川の一関市松川市民センターで、「ひがしやま山野草の会」(小野寺栄会長、会員23人)主催の「東山山野草展」(5/12~5/13)が開催されていましたので、観に行ってきました。

 山野草展には380点の多彩な植物が展示されていましたが、それらの中にヒメシャガ(姫射干/姫著莪)が1点だけ展示されていました。

ヒメシャガ(姫射干/姫著莪)アヤメ科 アヤメ(イリス)属 Iris gracilipes

シャガに似ているが、小形で優しい感じがするのでこの名がある。木陰や岩場などに生える多年草。庭などにも良く植えられている。高さ15~30㎝になる。長さ20~40㎝で、シャガより薄く、幅が狭い。花期5~6月。花淡紫色直径4㎝ほど。栽培されているものは野生のものに比べて色が濃く、花数が多い。白花八重咲きのものもある。冬は枯れる。分布:北海道(西南部)~九州(北部)[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑1・春の花」より]


「ひがしやま山野草の会」のクロユリ(黒百合)2018年5月13日(日)

2018年05月16日 | 植物図鑑

 

(下)展示されている鉢植えのクロユリ(黒百合)の花の中に蜜蜂が飛来して潜り込みました。

クロユリ(黒百合)ユリ科 バイモ属 Fritillaria camtschatcensis

ユリのような形の黒っぽい花が咲くことによる。亜高山から高山にかけての草地に生える多年草。北海道では低地にも見られる。高さ10~50㎝は長さ5~10㎝の披針形で、茎の中部以上に3~5個ずつ2~3段に輪生するが、茎の上部では互生になる。6~8月、茎の先に直径2~3㎝の鐘形の花が斜め下向きに咲く。紫褐色で、黄色の細かい斑点があり、独特のいやな匂いがある。花には両性花と雄花とがある。果実は蒴果で長さ2~3㎝の倒卵形。本州と北海道の高山のものは、高さは20㎝ほどで、花は1~2個つき、染色体は2倍体で、「ミヤマクロユリ」と呼ばれることもある。北海道の低地に生えるものは、染色体が3倍体で、「エゾクロユリ(蝦夷黒百合)」とも呼ばれる。エゾクロユリと呼ばれるタイプは全体に大形で、高さ50㎝ほどになり、花の数も3~7個と多い。また、花の色はエゾクロユリと呼ばれるタイプの方が黒っぽい。分布:北海道、本州(月山、飯豊山地、中部地方)[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑2・夏の花」より]