WIND AND SOUND

日々雑感 季節の風と音… by TAKAMI

音楽の中の恋

2005-08-10 | アーティスト魂
THE END OF SUMMER

いくつもの夏を通り過ぎてきた 君の背中が切なくて
抱きよせて 壊してしまいたくなりそうな
揺れる想いとまらなくなる前に 繋いだ手をそっと離そう

平凡な時間を繰り返してきたけど どの夏より楽しかったね
はじける君にくすぐられて
僕はいつまでも眠れなかった

日暮れまで渚でゴムボートを浮かべて
揺られながら一緒に歌った
飛沫(しぶき)をあげてはしゃぐ君の涙に 僕は気付かなかった

いつまでも君の歌を聴いていたかった
こんなに好きなのに触れない 君の心はまるでイリュージョン
明日には秋の靴に履き替えて歩いてゆく 君のために
繋いだ手を そっと離そう

THE END OF SUMMER…




LIVEの当日は立秋なのでした。
ふと気付くと蝉時雨。
短い命を燃やしては、ぽとり、ぽとり…と樹から落ちていく蝉。

ところで、、、
演奏に恋をする、曲の中で恋をする…ってことがあります。
それも長い音楽ライフの中で度々。
みゅぅ~じしゃんのみなさん、そんなことってないでしょうか??私だけ???
先日も書いた、新曲の詞の中で、「わたし」は「あなた」を失ってしまった。
その「あなた」がギターの調べになって、「わたし」を包みにくるのです。
そこで私は金縛りにあったように、立ちすくんだまま、「あなた」の囁きをひとことも漏らさず聴こうとする。なんて優しくて愛おしい音…
恋に攫われる感じ…
そして、そのギターを弾いてるのはカッシー。
9年の歳月、ずっと一緒にやってきて、素のカッシーのことはよぉ~~く知ってるもんね。
いや、ホント、心から感謝しているのです。最初から今日までずっとずっと一緒にやってきてくれたのは、カッシーだけだもんね。しかも私のMacのPCライフをサポートしてくれて、24時間、いつもヘルプデスクやってくれたよね。

しかし! これって、この曲におけるカッシーの奏でる「ギターの音」にうたの主人公の「わたし」が恋をしているのであります。
これまでにも、いろんな人の演奏に対して、そーゆうことが何度も何度もありましたとも! 
ステージに惚れる、演奏に惚れる、声に惚れる…
これらを現実の生活と混同したり、錯覚してしまうところが、私のこれまでの恋愛人生の失敗点でありました!

音楽の中の恋は音楽の中で昇華する

コレです。これが最高。音楽の世界では性別も年齢差も全く関係ありません。たぶん、芸の世界って、みんなそうなんじゃないでしょうか。10代の少年が、90歳の女性の卓越した演技に恋をするってこともあるかも。逆に、90の女性は、10代少年の湧き出る感性に憧れ恋をするのです。実生活ではめっちゃ怪しすぎるもんね( ̄_ ̄;)( ̄_ ̄|||)
これって、「芸」の世界だからこそ純粋に成り立つってもんですよね。
人生後半、ポップでキュートな恋のうたを創り続けるために私は、コレでいきます!
Comments (9)
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