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今年のコンクールの課題曲は、「じゅげむ」なのだそうで…
先日、高松ウィンドシンフォニーの定期演奏会で、初めてこの曲を聞きました。
「じゅげむじゅげむ ごこうのすりきれ かいじゃりすいぎょの…」
という言葉をそのまま管楽器で演っているところが、ものすごく楽しくて、
私は、当日の全演目の中で、コレがいちばんよかったのでした♪♪
ただリズムだけじゃなくてね、管楽器は呼吸で表現できるので、ホントに語るように、タンギングによって、言葉に近い表現ができるのだな~~と、理屈ナシでとっても楽しかった!!
ホントに歌ってるように聞こえるんだもん。
「ぽんぽこぴーの ぽんぽこなーの!…」なんて、アレ、ほんとに心の中で…じゃなく、口でも叫びながら吹いてるに違いない(*^_^*)
しかし、コレを、中学生の吹奏楽の課題曲に!?!?
難しすぎるんじゃないのぉ~~!!
変拍子のようだし、テクニックも相当要りそうだし、アンサンブルも、楽器を始めて2年やそこらの子が挑戦するには相当ハードル高いよ、、、
Takは、TWSの定演を一緒に聴きにいって、この曲を知ってるので、
学校で練習してる先輩たちの様子を「相当ヤバい」と言います(^_^;)
そりゃ、大人と比べたらね~~無理もないんだけど。
16分♪のところが壊滅的なんだそうで…
ご案内の You Tube の曲を聴いていて、「おかあさん、ココが壊滅的なんや」と…
「じゃあ、Takは、どうしたらいいと思う?」
「やっぱ、パート練習の前に、個人練習や」
うん、その通り。
私は、これまでTakの吹奏楽部の演奏を聴く機会ごとに「音がぞろぞろしている」と、正直に感想を述べてきました。
そりゃ、もちろん経験が浅いのだから仕方がない、でもホントのことですから。
こんなところで、「楽しい」と満足していないで、もっともっと、学び、感じて、磨いてほしい。
以前、このブログのどこかに書いたことがあったのです…
「フラミンゴ」の本番での出来事。
リハのときに、「ココはこうして、いったんブレイクにしてほしい」ってことで、2拍ばかり、ブレイクを作ることにした。
しかし、まあ、TAKAMIのことですから、直前の通達で、みんな「そーかよし、わかった」といっても、
いざ本番になると、忘れるメンバーとかもいたり「あっ、しまった、そうだった!」などなど、、、(^_^;)
「おっとっとぉ~~」って停まるのよ。「ホイきた、待ってました!!」じゃなくね(-_-;)
これがね、まるで、幼稚園児のお出かけで、信号のところで、ぞろぞろ~~っっと止まる感じ。「ぴたっ!」と停まりたいのよ、私は~~!!
私が肝心なベースとドラムの音を聞き逃していたため、空中分解しそうになったこともあります。メンバー全員「ヤバイ、これでもうこの曲は終わった!」と思ったのです。
しかし、プロは、立て直しもキッチリできます。
そこはやはり経験と技。もうこれで空中分解か!?っていうほどヤバい場面をも切り抜けるのであります。
アンサンブルは本当に楽しい。そういう失敗談も、いつまでも笑い話になるしね(^_^;)
しかし、個人練習あってこそのアンサンブル。
グループレッスンだけではどうしても無理があるよね、そりゃ、、
この曲を作られた「足立正」さんのプロフィールなども拝見しました。
>この作品の中間部に優しさと切なさ、安堵感と緊張感といった二面性があ-ると思います。
世の中には辛いことや悲しいことが沢山あるけれど、強く逞しく生きてほしい...そういった親の愛、子供の成長を願う祈りが子守歌には込められているのです-。
落語を題材にしたあるドラマの中では、この「寿限無」のことを「子供に良い名前をつけたい一心のアホな親の話」だと紹介していました。
実は私も昨年子供を授かりました。結婚16年目で授かった子供だったので、本当に嬉しかったのですが、命名する時は本当に悩みました。
そんなこともあって、我々夫婦と同じ「アホな親」が登場する落語に強く引かれたのかもしれません。
高く目標をもって、切磋琢磨してほしいな。
子供や、若者の才能や柔軟性…などというものは、全身ギシギシになってる我々からは想像もつかない、漲ってるものがあるもの。
ああ、私も潤いを注入しつつ、がんばらねば…ってことで、嵐の仏生山温泉へつづく…